ゴム市況=当限除いて続伸、取引再開の上海高を好感

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
                  RSS3                       TSR20
  2025/10      2026/03       2026/09         2025/11       2026/10
 302.8   0.0   310.0  + 3.1   309.0 + 2.0    255.0   0.0    255.0   0.0
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      上海ゴム1月限     15,430 + 250 (午後3時45分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号、当限除いて続伸。序盤は、ドル・円が1ドル=152円台半ばの円
安を好感し、地合いを引き締める限月が目立った。中盤に入ると、取引が再開された上
海ゴムが買い先行となっていることが好感され、一段高となった。その後も、上海いゴ
ムが堅調に推移したことから、買い優勢となった。TSR20は出来ず。

 大引けのRSS3号は前営業日比変わらず〜3.1円高、活発限月の3月限は同
3.1円高の310.0円、期先26年9月限は同2.0円高の309.0円、総出来
高は401枚、TSR20は全限が同変わらず。上海天然ゴム先物は、120〜265
ポイント高、総出来高は48枚。

【大型連休明けの上海ゴムは大幅高】
 大型連休明けの上海ゴムは、大幅高となっている。活発限月の3月限は、一時1万5
445元まで上昇した。今日の上昇には、テクニカル的な要因が背景にあるとみる。
 3月限は、大型連休前の最後の取引となった9月30日に1万5020元まで下落
後、1万5180元まで戻して取引を終えた。これにより、日足は、やや下ヒゲの長い
陰線となった。また、節目の1万5000元の手前で下げ止まり、安値から120元戻
したことも支援材料になったとみる。
 ここからだが、産地相場は、需給緩和観測を背景に売りが優勢となっている。このた
め、上海ゴムも戻りも限定的となる可能性がありそうだ。

【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は2月限と3月限が約定し、1.1セント高と
0.3セント安。TSR20は、午前中から買いが優勢で推移し、午後は一段高とな
り、0.7〜2.6セント高で推移している。

 上海ゴムは大幅高。中心限月の1月限は、序盤から買いが先行すると、徐々に上げ幅
を拡大させ、1万5445元まで一時上昇した。

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