シカゴ大豆市況=反落、米主要報告の発表見送りで利益確定の動きが膨らむ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
   2025/11   1,029.00    1,030.00    1,020.75    1,022.25     - 7.25
   2026/01   1,044.00    1,044.50    1,037.00    1,038.50     - 5.75
   2026/03   1,056.50    1,057.25    1,050.75    1,052.25     - 5.00
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       386,054         371,362         962,198  (+ 19,142)

 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後
4時現在の数値です。
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*米農務省(USDA)発表の月例需給報告
 予算失効による米政府機関の一部閉鎖のため未発表
*米農務省(USDA)発表の週間純輸出成約高
 予算失効による米政府機関の一部閉鎖のため未更新
*米気象庁発表の6−10日予報(10月15日−10月19日)
 コーンベルト西部の気温は平年を上回る。雨量は平年を上回る。
 コーンベルト東部の気温は平年並〜平年を上回る。雨量は平年を下回る〜平年並。
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 大豆は反落。終値の前営業日比は7.25〜3.75セント安。中心限月の11月限
は7.25セント安の1022.25セント。
 米農務省(USDA)の月例需給が米政府機関の一部閉鎖の影響で未発表となったこ
とで手掛かりに欠けるなか、これまでの上伸後の利益確定の動きが広がった。この日は
週間純輸出成約高の発表もなく、米国の需給状況が把握できないことから玉整理の動き
が見られたことも下押し要因となった。
 11月限は1029セントで取引を開始した直後に1030セントの高値を付けた。
高値圏を離れた後は暫く1025〜1027.50セントの限られたレンジで高下。米
国の時間帯にかけて値を崩しながらもすぐに1020セント台後半のもちあい圏を回復
したが、USDAの主要報告の発表が見送られたことで玉整理の動きが広がって値を落
とし、1020セント台前半と、この日の安値圏で引けを迎えた。
*米国産地の天気概況は以下の通り(民間業者の天気予報を要約)。
 コーンベルトでは今週前半は降雨となり収穫作業が大きく停滞しているが、乾燥して
いた土壌水分は改善に向かっている。9日から10日にかけて散発的な降雨が発生する
見込みだが、収穫が進行するためには降雨が止むことが望ましい。12日から13日に
かけて新たな低気圧が到来し西部を中心に降雨が見込まれる。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(民間業者の天気予報を要約)。
 プレーンズではこのところ低温となった後に気温が上昇しているが、低気圧の影響で
週末までまとまった雨量を伴う降雨が続く見込み。来週後半には再び降雨が発生する可
能性があるが、それまでの間に収穫は進行する見通し。

 大豆製品は、大豆粕、大豆油は共に大豆の軟調に追随安となった。大豆油は原油の軟
調も下押し要因となった。
 大豆粕12月限は前日比1.10ドル安の276.90ドル。
今日の材料
・コーンベルトでは今週前半は降雨となり収穫作業が大きく停滞。
・12日から13日にかけて新たな低気圧が到来し西部を中心に降雨に。
・プレーンズでは週末までまとまった雨量を伴う降雨が続く見込み。

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