ゴム市況=軒並み反発、日中取引で上海ゴムが地合いを引き締める

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
                  RSS3                       TSR20
  2025/10      2026/03       2026/09         2025/11       2026/10
 307.1  + 4.3  311.8  + 3.4  312.0 + 3.0    255.0   0.0    255.0   0.0
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      上海ゴム1月限     14,880 + 25 (午後3時45分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号、軒並み反発。序盤は、上海夜間安を嫌気して、夜間取引の上げ幅を
縮小した。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが地合いを引き締めたことから、買いが
やや優勢となった。終盤に入ると、手掛り材料難の中、しっかりと推移した。TSR2
0は出来ず。

 大引けのRSS3号は前営業日比1.7〜4.8円高、活発限月の3月限は同3.4
円高の311.8円、期先26年9月限は同3.0円高の312.0円、総出来高は
439枚、TSR20は全限が同変わらず。上海天然ゴム先物は、70〜175ポイン
ト安、総出来高は27枚。

【タイオファーが65バーツ台に沈む】
 産地相場の軟調地合いが続いている。10月14日のタイ南部の天然ゴム主要積み出
し港のソンクラ渡しのオファー価格は、前日比1.24バーツ安の65.60が提示さ
れ、昨年1月以来の安値となっている。
 タイオファーは、先月9日にそれまで支持となっていた69バーツを下抜くと、ジリ
ジリと水準を引き下げている。産地タイは、増産期に入っており、タイオファーは一段
安となる可能性もありそうだ。

【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は1月限のみ約定し、1.1セント高。TSR
20は、午前中から買いが優勢なり、午後は一段高で推移し、1.1〜1.9セント高
で推移している。

 上海ゴムは総じて小高い。中心限月の1月限は、夜間取引では売りが優勢となり、前
営業日比45元安の1万4810元で取引を終えた。日中取引に入ると、前日の終値付
近でのもみ合いとなったが、終盤は買いが優勢で推移した。

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