[本日の見通し]石油=上昇、ガザ停戦合意を維持できるのか

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2026年3月限は上昇。5万7390円まで上昇し、夜間
取引の高値を上回った。
 急転直下で成立したガザ停戦がさっそく揺らいでいる。イスラエル軍の発表による
と、兵士に対する攻撃があったことからガザ地区に報復として空爆したという。報道に
よると少なくとも26人が死亡した。米国はイスラエルに停戦監視部隊を派遣している
ものの、合意違反に対する抑止力にはなっていないようだ。極右のベツァレル・スモト
リッチ財務相とイタマル・ベングビール国家治安相はガザ地区における作戦再開を呼び
かけるなど、イスラエルによる虐殺がまた始まる可能性がある。ただ、ガザ地区の動向
は中東情勢の緊迫感を強めるものの、原油相場の手がかりにはほとんどなっておらず、
停戦合意が破綻するとしても相場を刺激しないだろう。
 時間外取引でニューヨーク原油12月限は前日比0.18ドル安の56.97ドルで
取引されている。本日これまでのレンジは56.94ドルから57.43ドル。
 原油3月限の予想レンジは5万6000円から5万7000円、ガソリン先限は8万
0500円から8万1500円、灯油先限は8万4500円から8万5500円。
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