●論点解説金、米中関係への懸念後退でも崩れないか=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 トランプ米大統領が米中の関税応酬について「持続可能性」ではないとの見方を示
し、更に広範な貿易合意の実現に意欲を示したことを受けて、17日の金相場は利食い
売り優勢の展開になった。連日の高騰相場で過熱感が強くなっていたこともあり、利食
い売りを進める好機と評価されている。米中対立の激化が、10日以降の金相場高騰の
主要テーマの一つであったことを考慮すれば、ある程度の波乱は避けられないが、金相
場の値崩れを促すようなテーマにはなりづらい。警戒されるのは、これを手掛かりに一
気に過熱感解消の持高調整が活発化する展開だが、17日の「SPDR GOLD S
HRES」の投資残高は12.59トン増加している。値下がり局面で買いを入れる動
きが優勢だった。週明けの金相場も、17日終値に対して50ドル近く上昇している。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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