ゴム午前=総じて軟調、ただし上海高を受けて下げ幅は縮小

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は総じて軟調。寄り付きでは、上海夜間高や円安を受けて、買いが優
勢となり、夜間取引の下げ幅を縮小し、一部限月はプラスサイドに振れた。ただ、買い
一巡後は、日中取引の上海ゴムが小じっかりと推移しているが、これに対する反応は鈍
く、小動きとなっている。TSR20は出来ず。

 午前11時50分現在のRSS3号は前営業日比3.1円安〜2.2円高。活発限月
の3月限は同0.9円安の303.2円、期先26年9月限は出来ず、推定出来高は2
54枚(夜間取引含む)。上海天然ゴム先物は、1月限のみ約定し、同115ポイント
安、推定出来高は8枚(夜間取引を含む)。

【中国GDPは減速】
 日本時間の午前11時に中国国家統計局から発表された2025年7-9月期の中国
国内総生産(GDP)は、前年同期比4.8%増となり、市場予想の4.7%を上回っ
た。ただ、4−6月期の5.2%増からは減速している。長期化する不動産不況を背景
に、国内需要が落ち込んでいることが影響したようだ。
 また、同時に発表された9月の鉱工業生産は前年同月比6.5%増と、市場予想の
5.0%を上回った。9月の小売売上高は3.0%増となり、昨年11月以来の低成長
となった。
【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、ディーパバリのため、休場。
 上海ゴムは総じて小高い。午前11時20分現在、指標限月の2026年1月限は、
前営業日比80元高の1万4900元で推移している。

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