ゴム市況=総じて下落、期中3月限は戻り売り圧力が強く1.2円安

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
                  RSS3                       TSR20
  2025/10      2026/03       2026/09      2025/11       2026/10
 305.0  +2.6  302.9  - 1.2  306.0 0.0     255.0   0.0    255.0   0.0
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      上海ゴム1月限     14,895 +75 (午後3時44分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号、総じて下落。寄り付きは、上海ゴム夜間高や円安を受けて、買いが
優勢となり、夜間取引の下げ幅を縮小し、一部限月がプラスサイドに振れた。買い一巡
後は、日中取引の上海ゴムが小幅高にも反応は鈍く、期中は売り優勢。3月限は正午前
に0.9円安。午後に入っても動意は乏しく、ほぼ安もちあいで推移したが、引け前に
一時、小幅高となった。しかし戻り売りが根強く、1.2円安で引けた。
 期近11月限は2.2円高で推移したが、終盤に売り優勢となり、0.4円安で引け
た。。
 TSR20は出来ず。

 大引けのRSS3号は前営業日比2.2円安〜2.6高、活発限月の3月限は同
1.2円安の302.9円、期先26年9月限は同変わらずの306.0円、総出来高
は297枚、TSR20は全限が同変わらず。上海天然ゴム先物は、80〜100ポイ
ント高、総出来高は8枚。

【上海株・ゴム高にも反応薄】
 中国国家統計局が発表した2025年7-9月期の中国国内総生産(GDP)は、前
年同期比4.8%増となり、市場予想の4.7%を上回った。上海株は上昇したが、J
PXゴム市場は出来高は300枚に届かず、反応薄。
 期中3月限は下落。相関性の強い上海ゴムが小幅高で推移もシンガポールゴムが休場
のため、新規買いが盛り上がらないなか、小口の売りが優勢。
 夜間取引で今月7日以来の安値となる301円まで下落。日中取引は下値を切り上げ
たが、25日移動平均線(308.8円)は下向きなど複数のテクニカル指標が弱気相
場を示唆。300円割れとなると、今月6日の安値295.8円まで下落リスク。

【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、ディーパバリの祝日で休場。

 上海ゴムは総じて小幅高。中心限月の1月限は、夜間取引では小高く推移し、前営業
日比60元高の1万4880元で取引を終えた。日中取引も小高い状態を維持55元高
の1万4875元で午前の取引をを終えた。午後も上げ幅は限定的ながら小じっかりと
推移。

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