LME市況=銅・ニッケルは反発、米政府一部閉鎖解除の可能性や米株高で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物           3カ月物
    アルミ        2,781.70  -    8.68     2,776.50  -    1.00
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00       0.00
     銅        10,668.15  +   80.48    10,691.50  +   87.00
    ニッケル      15,017.12  +   93.26    15,222.00  +   96.00
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 アルミ3カ月物は小幅続落。2777.50ドルと前営業日の帳入値と同値で取引を
開始。その後はアジア株高が手掛かりとなって浮上し2787.50ドルの高値を付け
た。高値を離れた後も欧州株が総じて堅調となったことが手掛かりとなって買い戻され
たが、2780ドル台後半では転売があり、米国の時間帯直前には2761ドルの安値
を付けた。米国の時間帯を迎えると米株高が手掛かりとなり、再度、買い戻されたが、
プラスサイドの回復に至らずに終了。
 銅3カ月物は反発。1万0600ドルで小安く寄り付いた後は、米中貿易摩擦の警戒
感の後退や、前週末の米国株高を受けて上海株が堅調となったことに追随する買いが見
られ、今月15日以来の高値となる1万0733.50ドルドルの高値まで浮上。暫く
1万0700ドル台で高下したが、欧州の時間帯を迎えると欧州株が総じて堅調となっ
たものの値位置を切り下げる動きに転じた。ただ1万0600ドルに達すると買い戻さ
れたうえ、米国の時間帯にはハセット米国家経済会議(NEC)委員長が今週中に米政
府の一部閉鎖が終了する可能性を示唆したうえ、米株が堅調となったことが下支え要因
となり、堅調地合いを維持して取引を終えた。
 ニッケル3カ月物は反発。1万5120ドルで小安く取引を開始。欧州の時間帯を終
えるまでは1万5170ドルを上値抵抗線とする安もみとなるなか、1万5100ドル
の安値を付けた。米国の時間帯を迎えると急速に値位置を切り上げ、1万5230ドル
のまで一気に浮上。その後も転売を吸収しながら1万5200ドル台を維持し、終盤に
1万5240ドルの高値を付けた後、この日の高値水準を保って終了。
今日の材料
・20日のアジア太平洋株式市場は軒並み上昇。
・中国上海総合指数は反発、24.14ポイント高の3863.89ポイント。
・中国の第3四半期実質GDP 結果 4.8% 予想 N/A 前回 5.2%(前年比)
               結果 1.1%  予想 N/A 前回 1.1%(前期比)
・中国の9月の小売売上高
 結果 3.0%
 予想 3.1% 前回 3.4%(前年比)
 結果 4.5%
 予想 4.4% 前回 4.6%(年初来・前年比)
・欧州株は上昇。独DAX指数が1.80%高。米中が通商を巡って友好的な姿勢を示した
 ことでリスク選好が改善し、米地銀への懸念も和らいだ。ハイテク株が上げを主導
 した一方、メディア株が出遅れた
・ドルは堅調。ドル円は1ドル=150.80円台で上値を抑えられたがしっかり。ユーロ
 ドルは今月15日以来の安値となる1ユーロ=1.1636ドルまで下落。
・米国株は続伸。ニューヨークダウが515.97ドル高、ナスダックス指数は310.57ポイ
 ント高(1.37%高)。
・ニューヨーク貴金属は押し目買い優勢で反発。ニューヨーク原油は小反落。
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