金・銀午前=金が急反発、NY高を引き継ぐ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 金が急反発。ニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物
相場の上げ一服に上値を抑えられた。銀の商いは成立しなかった。
 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が485〜694円高、金ミニが
39.5円安〜1013.0円高、ゴールドスポットが1291円高、銀が出来ず。
 午前11時2分現在の出来高は、金が2万3353枚、金ミニが1万8632枚、ゴ
ールドスポットが2375枚、銀が0枚。
【NY金は押し目買いが支援】
 金は押し目買いが支援要因になった。イスラエルのネタニヤフ首相は、トランプ米大
統領と共に中東地域の和平を進めていく考えを示し、イスラエルを21日から訪問する
予定の米国のバンス副大統領と中東地域の課題と機会について協議すると述べた。米大
統領は、イスラエル軍が19日にパレスチナ地区ガザを空爆し、停戦の継続が危うい状
況にある中、停戦維持に向け多くの措置を講じていると言明した。一方、ハセット国家
経済会議(NEC)委員長は、米政府機関の一部閉鎖が週内に終わらなければ「より強
力な措置」を講じる可能性があることを示唆した。
 20日のSPDRゴールドの現物保有高は前日比11.45トン増の1058.66
トンとなった。金ETF(上場投信)が引き続き安全資産として買われている。
 金先限は2万1750円まで上昇した。ニューヨーク高が支援要因になった。円相場
は1ドル=150円台後半で円安が一服したが、150円台半ばで円安が再開した。
【ドル建て現物相場】
 金のドル建て現物相場は、上げ一服。きのうの海外市場では、イスラエルのガザ空爆
や米政府機関閉鎖が続いていることなどを受け、押し目を買われた。アジア市場では、
朝方に4374ドル台まで上昇したのち、上げ一服となった。
 午前11時現在、4346.25ドルで推移、銀は5162セントで推移。前営業日
の大引け時点は金が4237.04ドル、銀が5164セント。

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