ゴム午前=総じて反発、上海ゴムが地合い引き締めを好感

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は総じて反発。序盤は、上海夜間がやや軟調に推移したことを受け
て、夜間取引の上げ幅を縮小する限月が目立った。だが、中盤に入ると、日中取引の上
海ゴムが地合いを引き締め、中心限月の1月限がプラスサイドに振れたことを受けて、
買いが優勢となっている。TSR20は出来ず。
 午前11時42分現在のRSS3号は前営業日比変わらず〜3.3円高。活発限月の
3月限は同3.5円高の306.4円、期先26年9月限は出来ず、推定出来高は
201枚(夜間取引含む)。上海天然ゴム先物は、1月限のみ約定し、同75ポイント
高、推定出来高は53枚(夜間取引を含む)。

【活発限月の3月限はレンジ形成か】
 今日午前のJPXゴムRSS3は、夜間取引で売り物がちだった上海ゴムが、日中取
引で地合いを引き締めたことを好感し、買いが優勢となっている。活発限月の3月限
は、前日の取引で301.0円、今日も302.0円まで下落したが、節目の300円
割れは回避されている。
 産地需給を考えると、積極的に買い進む材料は見当たらないが、突っ込んで売りほど
の新規の売り材料もない。目先、3月限は300〜310円前後でのレンジ相場になる
可能性があるとみる。
【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は買いが先行し、1.2
〜2.0セント高で推移している。
 上海ゴムは総じて小高い。午前11時20分現在、指標限月の2026年1月限は、
前営業日比30元高の1万4895元で推移している。

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