ドル円は高市トレード、10月利上げ期待後退、ドル高などにしっかり=東京為替概況 午前中のドル円は150円47銭を付けるなど、やや上値の重さが見られた。午後に首相指名された高市氏が、財務相に片山さつき氏を指名するとの報道が重石となった。片山氏は今年3月の通信社とのインタビューで、ドル円は120円台が実力と発言しており、円高圧力が強まるとの見方が広がった。もっともすぐに反発。ドル全般の買いなどが支えとなり午前中に151円台を回復。ハセットNEC(米国家経済会議)委員長が、連邦政府機関の一部閉鎖について、週末には合意がまとまるとの楽観論を示したことなどもドル円の支えとなっている。 151円20銭台での推移となった後、高市氏を首相に選出との報道後はいったん円買い。これまでの高市トレードでのポジションに利益確定売りが入った。すぐに反発すると高値を試す展開となった。また、日銀関係者発言として、10月の利上げを急ぐ必要はないとの見解が示されたことも円売りを誘い、ドル円は151円60銭前後まで上値を伸ばした。 ユーロ円は176円台に乗せてきた。午前中に175円台前半推移から、昼前の円安進行に175円台後半へ上昇。その後もドル円の上昇が続くと、176円20銭台まで上値を伸ばした。 ポンド円は午前中202円を挟んでの推移。一時201円82銭を付けるなど、上値の重さが見られたが、午前中に202円30銭台へ上昇。その後202円80銭台まで上昇。 ユーロドルは午前の1.1655からじりじりと下げて1.1619までと、ゆっくりした下げ。ドル高に上値を抑えられた。 ポンドドルは午前に1.34台を付けていたが、1.3370台まで売りが出た。ドル全般の買いに支えられた。 MINKABUPRESS 山岡
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