[本日の見通し]石油=堅調、ラブロフ外相の発言は印象的

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2026年3月限は堅調。ただ、夜間取引のレンジ内を維持
している。
 米ロ首脳会談が月内に開催について、西側のメディアは見送りと報道している一方、
ロシアのキリル・ドミトリエフ特使は、ブダペスト首脳会合の準備は継続していると示
唆した。ドミトリエフ氏はプーチン大統領の側近で、ロシアの外交交渉におけるキーマ
ン。ウクライナ和平が見えつつあるものの、停戦に向けて好意的ではないメディアが見
られる。
 また、西側メディアだけでなく、ロシアのラブロフ外相も安易な停戦合意には否定的
だ。同外相は「即時停戦はウクライナのほとんどの地域がナチスの支配下に残ることを
意味する」、「ロシアはアラスカサミットで設定された方向に進む準備ができてい
る」、「ウクライナ紛争の根本原因に対処せず即時停戦を求めることは米ロ首脳がアラ
スカで合意した内容に反する」との認識を示した。
 8月の米ロ首脳会談の内容は公式にほとんど明らかにされていないが、ウクライナ紛
争の根本原因に対処したうえで停戦することについては道筋がついているように見え
る。ロシアがウクライナで続けている特別軍事作戦の目的の一つがウクライナからのナ
チズムの排除であり、ウクライナに巣食うナチスやバンデラ主義の排除についてトラン
プ米大統領が理解を示した可能性がある。
 ラブロフ外相の発言からすると、8月の段階でウクライナ停戦への道筋がはっきりと
していたのではないか。その仕上げ作業が現在進行しているならば、和平はかなり近い
かもしれない。急上昇してきた金相場には和平への怯えが見える。
 時間外取引でニューヨーク原油12月限は前日比0.22ドル高の57.46ドルで
取引されている。本日これまでのレンジは57.40ドルから57.64ドル。
 原油3月限の予想レンジは5万7200円から5万8200円、ガソリン先限は7万
9500円から8万0500円、灯油先限は8万4500円から8万5500円。
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