シカゴ大豆市況=概ね小反落、前日の上伸後の転売を受けて売り優勢に

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
   2025/11   1,044.25    1,045.50    1,040.75    1,041.75     - 3.00
   2026/01   1,061.50    1,063.00    1,058.75    1,060.25     - 1.75
   2026/03   1,075.00    1,076.00    1,072.25    1,073.50     - 1.75
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       349,511        339,847         933,478  (-  4,409)

 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後
4時現在の数値です。
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*米気象庁発表の6−10日予報(10月30日−11月3日)
 コーンベルト西部の気温は平年並〜平年を上回る。雨量は平年を下回る〜平年並。
 コーンベルト東部の気温は平年を下回る。雨量は平年を下回る〜平年並。
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 大豆は概ね小反落。終値の前営業日比は3.00セント安〜0.50セント高。中心
限月の1月限は1.75セント安の1060.25セント。
 前日に米中首脳会談の開催予定が伝えられたこと受けて上伸した後で、利食い売りも
含めた転売が見られ、売り優勢。首脳会談に次第では中国の米国産大豆輸入が再開され
るとの期待が根強く、下値は堅く推移した。
 11月限は1061.50セントで取引を開始。直後に1063セントまで値を伸ば
した後は1059.50〜1062.50セントのレンジ内での高下が続いた。終盤に
値位置を落としたものの1060セント割れに対する抵抗が強く引け間際に買い戻さ
れ、マイナスサイドでの終了となったが1060セントは維持した。

*米国産地の天気概況は以下の通り(民間業者の天気予報を要約)。
 コーンベルトでは西部では概ね降雨は発生していないが、東部で局地的な降雨が発
生。気温は平年以下〜平年並だった。西部では今後も28日にかけて降雨が続く見込
み。一方の東部では26〜28日にかけて降雨が発生するだろう。28日までの気温は
西部は平年並〜平年を上回るが、東部は平年以下〜平年並の見込み。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(民間業者の天気予報を要約)。
 プレーンズ北部では概ね降雨は発生しなかったが、26〜27日にかけて局地的な降
雨が発生し、土壌水分は維持すると予想される。気温は27日までは平年並〜平年を上
回るが、28日には平年以下〜平年並まで低下する見込み。
 南部や中部では降雨となったが、この雨は28日まで降り続くだろう。気温は27日
までは平年並〜平年を上回るが、28日には平年以下〜平年並まで低下するもよう。
冬小麦の発芽・生育にとって土壌水分はおおむね良好だが、一部地域では不足している
地域も見られる。

 大豆製品は、大豆油は大豆が概ね軟調となると同時にNY原油安となったことで売り
優勢となった。一方の大豆粕は大豆粕買いの大豆油売りのスプレッドに絡んだ売買を受
けて浮上。
 大豆粕12月限は前日比1.80ドル高の294.10ドル。
今日の材料
・コーンベルトでは西部では概ね降雨は発生せず。
・コーンベルトでは東部で降雨が発生。
・プレーンズでは北部では局地的な降雨、南部では雨がちな天気となり、冬小麦の
 発芽・生育にとって土壌水分はおおむね保たれる。
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