ゴム午前=まちまち、上海ゴムの伸び悩みから期中3月限も軟調

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、まちまち。序盤は、上海夜間高を好感し、買いが先行した。だ
が、中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが伸び悩みを見せていることから、上げ幅を縮
小する限月が目立ち、期中4月限を含む4本がマイナスサイドに沈み軟調に推移。
 午前11時18分現在のRSS3号は前営業日比3.7円安〜5.3円高。活発限月
の3月限は同0.4円安の313.9円、期先26年10月限は出来ず、推定出来高は
389枚(夜間取引含む)。上海天然ゴム先物は、1月限のみ約定し、40ポイント
安、推定出来高は26枚(夜間取引を含む)。

【産地相場が地合いを引き締める】
 産地相場がしっかりとした展開になっている。10月29日、タイ南部の天然ゴム主
要積み出し港のソンクラ渡しのオファー価格は、前営業日比0.09バーツ安の67.
29バーツが提示され、前日比では小安くなったものの、67バーツ台を維持してい
る。

 オファー価格は、今月15日に65.48バーツまで下落後、65〜66バーツ台で
推移していた。だが、先週末からゴム産地のタイ南部で局地的に激しい降雨があり、大
雨による洪水・浸水が一部で発生した。これを受けて、産地価格が上昇しているよう
だ。
【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は総じて売り優勢でとな
り、1.8〜0.7セント安で推移している。
 上海ゴムは小幅高。午前11時25分現在、指標限月の2026年1月限は、前営業
日比70元高の1万5515元で推移している。

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