ゴム市況=期近安・期中高、上海ゴムが下げ渋る

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
                 RSS3                      TSR20
  2025/11      2026/04       2026/10        2025/12        2026/11
 308.5  - 5.8  313.1  + 1.1  313.0  0.0   260.0   0.0    260.0   0.0
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      上海ゴム1月限   14,850  - 110(午後3時40分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号、期近安・期中高。序盤は、上海夜間は下落したものの、これに対す
る反応は薄く、総じて小じっかりとした展開になった。だが、中盤に入ると、ドル・円
が1ドル=153円前後の円高に振れたことや日中取引の上海ゴムが下げ幅を拡大した
ことを嫌気して、売りが先行した。ただ、終盤に入ると、日中取引の上海ゴムが下げ渋
りをみせたことから、期中限月はプラスサイドに浮上して取引を終えた。TSR20は
出来ず。
 大引けのRSS3号は前営業日比5.8円安〜1.1円高、活発限月の4月限は同
1.1円高の313.1円、期先26年10月限は同変わらずの313.0円、総出来
高は311枚、TSR20は全限が同変わらず。上海天然ゴム先物は、同25〜75ポ
イント高、総出来高は4枚。
【4月限は310円手前で切り返す】
 今日のJPXゴムRSS3は、期近安・期中高となった。序盤から中盤にかけては、
1ドル=153円前後の円高や上海ゴムの下落を受けて、売りが先行した。だが、午後
に入ると、上海ゴムが徐々に下げ幅を縮小したことから、期中限月が買い優勢となっ
た。活発限月の4月限は、310.1円で切り返された。
 10月24日以降、4月限はザラ場では310円を割り込む場面もあるが、終値ベー
スでは同水準を維持している。ファンダメンタルズから売り材料があるが、材料に新鮮
味がないことから、突っ込んだ売りが出てこなくなっている。目先、310円付近での
押し目買い意欲が強くなりそうだ。その場合、310〜320円前後のレンジを形成し
そうだ。
【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は3月限のみ約定し、1.5セント安。TSR
20は、午前中は売りが優勢となったが、午後は下げ幅を縮小し、1.6〜0.3セン
ト安で推移している。

 上海ゴムは下落。中心限月の1月限は、夜間取引から売りが先行し、前営業日比11
5元安の1万4845元で取引を終えた。日中取引に入ると、序盤は一段安となり、一
時1万4740元まで下落した。だが、中盤以降は、下げ渋りをみせた。

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