プラチナ午前=プラチナが反落、NY安と円高で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。ニューヨーク安と円高を受けて売
り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の下げ一服が下支えになった。パラジ
ウムの商いは成立しなかった。
 午前11時4分現在の前営業日比は、プラチナが178〜39円安、プラチナミニが
160.0円安〜37.0円高、プラチナスポットが1円安、パラジウムが出来ず。
 午前11時4分現在の出来高は、プラチナが3575枚、プラチナミニが470枚、
プラチナスポットが750枚、パラジウムが0枚。
【プラチナはリスク回避や金軟調が圧迫】
 プラチナはリスク回避の動きや金軟調が圧迫要因になった。米株式市場で、ハイテク
株売りが再開した。一方、再就職あっせん会社チャレンジャー・グレイ・アンド・クリ
スマスによると、米国で10月に発表された人員削減数は前月比183%増の15万
3074人となり、10月として22年ぶりの高水準を記録した。コスト削減と人工知
能(AI)の導入を進める企業の動きを背景に急増した。米連邦準備理事会(FRB)
の利下げ観測が高まったことは下支え要因である。
 プラチナ先限は夜間取引で6979円まで下落した。ニューヨーク安と円高が圧迫要
因になった。円相場は1ドル=153円前後まで円高に振れた。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の1530.30ドルから、金堅調を受
けて買い優勢となった。
 午前11時現在、プラチナは1545.28ドル、パラジウムが1388.02ドル
で推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1563.71ドル、パラジウムが
1432.29ドル。
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