米政府機関閉鎖の解消見通しが強まる中、原油相場も底固く推移した。原油需給見通 しに対する直接的な影響は限定的とみられるが、投資家のリスク選好性が高まったこと で、株式に限らず非鉄金属相場なども地合を引き締めており、その流れで原油相場も買 われている。需給に直接的な影響があるとすれば、管制業務の正常化で国内旅客便の本 数削減が取りやめになった場合、ジェット燃料の需要見通しが改善することだろう。 一方、ロシアのルクオイルはイラク油田の操業について不可抗力宣言を行ったと Reutersが報じている。米欧の制裁の影響でイラクから資金が入らなくなり、こ のままの状態が続くと操業停止に留まらず、同油田からの撤退も視野に入る。ただし、 原油相場の上げ幅が限定されていることは、こうした動きを考慮に入れても、需給緩和 見通しは変わらないとの見方が優勢であることを示唆している。13日に国際エネルギ ー機関(IEA)月報が公表されるため、需給緩和見通しが再確認されるのかが焦点に なる。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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