ゴム午前=買い優勢、上海高を背景に薄商いの中でしっかり

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は買い優勢。寄り付きでは、上海夜間がしっかりとなったことで、買
いがやや優勢となった。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが小幅ながら上げ幅を拡大
したことなどから、薄商いの中、水準を引き上げている。TSR20は出来ず。
 午前11時20分現在のRSS3号は前営業日比1.0〜2.2円高。活発限月の4
月限は同2.2円高の322.8円、期先26年10月限は出来ず、推定出来高は
135枚(夜間取引含む)。上海天然ゴム先物は、20ポイント安〜25ポイント高、
推定出来高は8枚(夜間取引含む)。

【中国自動車販売は息切れ】
 10日に中国乗用車協会(CPCA)が発表した10月の中国乗用車販売台数(確報
値)は、前年同月比0.8%減の227万となった。9月まで8カ月連続で前年同月を
上回っていたが、今年1月以来の前年同月割れとなった。
 CPCAは、この背景について、自動車下取り補助の厳格化や停止により、買い替え
需要が減退したと述べた。なお、来年から電気自動車(EV)とプラグインハイブリッ
ド車(PHEV)の減税措置が半減する。中国の自動車販売が伸び悩めば、天然ゴム相
場にとって弱材料となる。
【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は総じて買いが優勢とな
り、0.1セント安〜0.7セント高で推移している。
 上海ゴムはしっかり。午前10時50分現在、指標限月の2026年1月限は、前
営業日比65元高の1万5240元で推移している。

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