大阪12月限 日経225先物 50330 -970 (-1.89%) TOPIX先物 3353.5 -33.0 (-0.97%) 日経225先物(12月限)は前日比970円安の5万0330円で取引を終了。寄り付きは5万0160円と、シカゴ日経平均先物清算値(5万0095円)にサヤ寄せする形からギャップダウンで始まった。現物の寄り付き直前には5万0010円まで売られたが、5万円の大台を割り込まなかった。 売り一巡後は押し目待ち狙いのロングがショートカバーを誘う形になり、前場中盤にかけて5万0760円まで下げ幅を縮める場面もみられた。ただし、その後は膠着感が強まり、ランチタイム以降は5万0350円~5万0550円辺りでの推移を継続。後場終盤にかけては5万0280円~5万0480円と、ややレンジを切り下げる形で終えた。 11月のSQ値は概算で5万0323.66円となった。SQ値が抵抗線にならなかったことも押し目狙いのロングに向かわせた面がありそうだ。ただ、前場中盤にかけてのリバウンドで達成感が意識されやすく、日経平均株価は後場中盤には再びSQ値を割り込む場面もあり、先物市場では後場終盤にかけて短期的なショートを誘う形になったようである。 ソフトバンクグループ<9984>[東証P]は寄り付き後にリバウンドをみせたが、その後売られて3日続落。アドバンテスト<6857>[東証P]も終日弱含みで推移したため、押し目狙いのロングを慎重にさせたとみられる。 結局はアドバンテストやソフトバンクグループ、東京エレクトロン<8035>[東証P]の3銘柄で日経平均株価を790円余り下押す形であり、相対的に日経平均型の弱さが目立つ形であった。来週にエヌビディアの決算を控えているため、これを通過するまでは調整一巡によるリバウンドを想定したロングは期待しにくい。半面、戻りの鈍さが意識される局面では、短期的にショートが入りやすいだろう。 日経225先物は上向きで推移する25日移動平均線(4万9940円)が支持線として機能しているが、同線を明確に割り込む局面となれば、ボリンジャーバンドの-1σ(4万8490円)が射程に入ってくる。足もとでみせていた5万円と+1σ(5万1390円)とのレンジから、-1σと5万円とのレンジに切り下がることで、ショート優位の需給状況となりそうだ。 NT倍率は先物中心限月で15.00倍に低下した。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の下げの影響により、NTショートに振れやすい需給状況だった。下へのトレンドが継続する可能性は高そうだが、一時14.97倍まで低下し-1σ(14.98倍)を捉えたことで、いったんはNTショートの巻き戻しが入る可能性も意識しておきたい。 手口面(12月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万9935枚、ソシエテジェネラル証券が1万1244枚、サスケハナ・ホンコンが4020枚、モルガンMUFG証券が3245枚、SBI証券が2021枚、バークレイズ証券が1970枚、JPモルガン証券が1917枚、野村証券が1507枚、ゴールドマン証券が1254枚、日産証券が1221枚だった。 TOPIX先物はABNクリアリン証券が2万6507枚、ソシエテジェネラル証券が2万0452枚、バークレイズ証券が5933枚、JPモルガン証券が5067枚、モルガンMUFG証券が3899枚、ゴールドマン証券が3659枚、サスケハナ・ホンコンが2850枚、野村証券が1866枚、ビーオブエー証券が1189枚、みずほ証券が1085枚だった。 株探ニュース
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