大豆週間展望=南米産の順調な生育見込みが重石

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
               [11月17日からの1週間の展望]
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         週間高低(カッコ内は日付)            11月10日 〜11月14日
<東京一般>     始 値    高 値      安 値    終 値    前週末比
   先限         64,000    64,000      64,000   64,000     0
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<シカゴ>14日終値  前週末比   |9月28日現在の米国産大豆の作柄報告
      26/ 1  1124.50  + 7.50   |落葉79%(前週61%、前年79%、平年77%)
    26/ 3  1136.00  +10.25   |収穫19%(前週 9%   前年24%、平年20%)
                                |「良」以上:62%(前週61%、前年64%)
                                |「劣」以下:11%(前週12%、前年11%)
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東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 154.55円  前週末比 1.06円の円安
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【前週のレビュー】シカゴ大豆1月限は、中国からの需要確認なら1100セント水準
を維持とした。
【シカゴ大豆は米政府機関の閉鎖解除で買い安心感】
 シカゴ大豆シカゴ大豆1月限は11月に入ってから1120〜1140セントのレン
ジ内で高下していたが、米政府機関の閉鎖が解除され、米農務省(USDA)が週間純
輸出成約高の発表を再開したことが買い安心感を強めて値位置を切り上げている。
 10月末の米中首脳会談直後に見られた中国からの需要は、現時点では抑制されてい
るが、年間購入量の取り決めに基づき購入が進められることが期待される。
 一方、南米生産国では降雨に恵まれて順調な生育が見込まれることが重石となってい
る。今後は14日に発表されるUSDA月例需給報告の内容次第だ。ただ14日間の相
対力指数(RSI)が70を超え、25日移動平均線が通る1083セントから約6%
の上方乖離で短期的な買われ過ぎ感が強気。目先は、中国の需要期待に下支えられなが
らも、上げ余地は限られると予想する。

 【東京大豆は新規売買は見込めず】
 東京大豆は、先限の総取組高ゼロ状態を継続。今後も新規売買は見込めず。
<当面の予定(イベント・経済統計)>
 17日 国内総生産 2025年7-9月期1次速報 (内閣府)
    米製造業景況指数 2025年11月(ニューヨーク連銀)
    米週間穀物輸出検証高(USDA)
    米国産コーン・大豆収穫率報告(USDA)
18日 米輸出入物価指数 2025年10月(労働省)
    米鉱工業生産・設備稼働率 2025年10月(FRB)
    対米証券投資 2025年9月(財務省)
19日 機械受注 2025年9月(内閣府)
    貿易収支 2025年10月速報(財務省)
    英貿易収支 2025年10月速報(財務省)
    ユーロ圏国際収支 2025年9月(ECB)
    ユーロ圏消費者物価指数 2025年10月確報(EUROSTAT)
    米住宅着工・許可件数 2025年10月(商務省)
    米FOMC議事録公表 10月28-29日(FRB)
20日 独生産者物価指数 2025年10月(連邦統計庁)
    政策金利公表(南アフリカ準備銀行)
    米新規失業保険申請件数(労働省)
    米製造業景況指数 2025年11月(フィラデルフィア連銀)
    米中古住宅販売統計 2025年10月(全米不動産協会)
    米週間穀物輸出成約高(USDA)
21日 消費者物価指数 2025年10月(総務省)
    英小売売上高 2025年10月(国立統計局)
    ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2025年11月速報(Markit)
    ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2025年11月速報(Markit)
    米消費者信頼感指数 2025年11月確報値(ミシガン大)
    建玉明細報告(CFTC)

※米政府機関閉鎖の影響で米経済指標の発表が延期になる可能性があります。

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     ※投資や売買は御自身の判断でお願いします。












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