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ニューヨーク原油(NYMEX)
始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比
2025/12 60.62 60.79 58.77 59.44 - 1.30
2026/01 60.51 60.70 58.66 59.25 - 1.42
2026/02 60.27 60.45 58.46 58.97 - 1.46
推定出来高 前日出来高 前日取組高 (前々日比)
未入電 716,287 1,855,172 ( - 14,995)
帳入値 前日比
ヒーティングオイル 2025/12 263.57 - 6.54
2026/01 255.21 - 7.26
改質ガソリン 2025/12 193.21 - 6.72
2026/01 186.04 - 6.16
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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ニューヨーク原油の期近は反落。終値の前営業日比は、期近2限月は1.42〜
1.30ドル安。その他の限月は1.49〜1.23ドル安。
ウクライナ停戦に向けて、米政府がロシアの関与を得つつ28項目にわたる和平案を
作成中であると報道されたことが重しとなった。米アクシオスが伝えている。先月後半
にウィトコフ米特使とロシアの交渉窓口となっているキリル・ドミトリエフ氏が米マイ
アミで数日間にわたって協議した。ただ、ロシアとの戦線拡大を想定する欧州連合(E
U)と、EUに強く支援されているウクライナがこの和平案をどのように受け止めるの
か不透明。EUやウクライナは和平案の作成には関与していないもよう。
英フィナンシャル・タイムズ(FT)によると、米国とロシアが作成中の和平案では
ルハンシクやドネツクなどウクライナ東部の割譲をウクライナ政府がまずは許容するこ
とが要求されているという。この割譲案には今のところウクライナが統治している地域
も含まれ、ロシアの勝利を認めるような格好となっていることから、EUの反発は必
至。
ロイター通信によると、米国はウクライナのゼレンスキー大統領にこの和平案を受け
入れなければならないと示唆した。19日、ゼレンスキー大統領とウィトコフ米特使は
トルコのアンカラで会談する予定だったが、米国が和平案をウクライナにつきつけるな
か、ゼレンスキー大統領とウィトコフ米特使が対話したのか不明。
米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で原油在庫は減少した。石油輸出国機
構(OPEC)プラスが増産するなかでも、米原油輸入量は減少傾向を維持したほか、
米製油所稼働率は90.0%まで上昇した。
時間外取引で1月限は下落。通常取引序盤には58.66ドルまで下げ幅を拡大。た
だ、その後は下げが落ち着いた。
改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は反落。原油安が重しとなった。
米EIA週間石油在庫統計(バレル・前週比)
原油 -342.6万(4億2416万)
ガソリン +232.7万(2億0739万)
留出油 +17.1万(1億1108万)
(クッシング地区)
原油 -69.8万(2182万)
*()は在庫総量
今日の材料
・極秘協議のすえ、米ロ首脳はウクライナ停戦条件で合意=米アクシオス
・和平案は主にロシアの条件が中心=同上
・和平案ではウクライナの軍備を50%削減、ウクライナからミサイルを撤去へ=英F
T
・ウクライナではロシア語が公用語の一つに=同上
・ウクライナ国内のロシア正教会の現地支部に公的地位を与えること=同上
・本格的な冬場を控えて独国内の天然ガス在庫がかなり低水準=独シュピーゲル
・米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計
・原油在庫は前週比440万バレル増
・ガソリン在庫は前週比150万バレル増
・留出油在庫は同60万バレル増
・オクラホマ州クッシングの原油在庫は前週比80万バレル減・
MINKABU PRESS
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