貴金属は、総じて続伸して寄り付く見通し。金は円安を受けて買い優勢となろう。銀 は夜間取引で6月限が変わらずとなった。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが円 安を受けて堅調となろう。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は14.78ドル安 の4077.86ドル、銀が12セント安の5132セント、プラチナが2.10ドル 安の1544.00ドル、パラジウムは27.55ドル安の1387.00ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=157.06/08円で、前営業日の 大引け時点から1.67円の円安。 先限の寄り付き目安は、金が2万0920円前後、銀は240.0円前後、プラチナ は7265円前後、パラジウムは7000円前後。 【NY金はドル高で上げ一服】 金はきのうの海外市場では、労働市場の減速の見方が支援要因になったが、ドル高を 受けて上げ一服となった。 金は労働市場の減速の見方が支援要因になったが、ドル高を受けて上げ一服となっ た。ADPが発表した米民間雇用者数は、11月1日終了週までの4週間に週当たり平 均で2500人減少した。今回のデータは、10月下旬に労働市場の勢いが失速したこ とを示唆しているが、雇用減少のペースは11月にかけて鈍化したようだ。ただ米労働 省労働統計局(BLS)は、10月の雇用統計は公表できないことを明らかにした。 11月分は当初予定していた12月5日から、16日に延期される。12月の米連邦公 開市場委員会(FOMC)に間に合わず、利下げ観測が後退した。また10月28〜 29日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨によると、データ不足で政策見通し が不透明、かつインフレ抑制を巡り意見が分かれる中で、珍しく明確な反対票を伴う形 で政策金利を引き下げたことが明らかになった。 銀はきのうの海外市場は、ニューヨーク市場でのドル高や金反落を受けて上げ一服と なった。 【プラチナはドル高で上げ一服】 プラチナはきのうの海外市場は、ニューヨーク市場でのドル高や金反落を受けて上げ 一服となった。 プラチナはドル高や金反落を受けて上げ一服となった。米労働省労働統計局(BL S)は、10月の雇用統計は公表できないことを明らかにした。11月分は当初予定し ていた12月5日から、16日に延期される。12月の米連邦公開市場委員会(FOM C)に間に合わず、利下げ観測が後退した。 ワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシル(WPIC)の四半期報告によ ると、2025年は22トンの供給不足と前回予想から5トン下方修正され、3年連続 の不足が見込まれた。 <今日の予定> ・独生産者物価指数 2025年10月(連邦統計庁) ・政策金利公表(南アフリカ準備銀行) ・米雇用統計 2025年9月(労働省) ・米製造業景況指数 2025年11月(フィラデルフィア連銀) ・米中古住宅販売統計 2025年10月(全米不動産協会) MINKABU PRESS 東海林勇行
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