【概略】 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における9月 30日時点の大口投機家の売り越しは458万3143枚となり、前週の483万 4561枚から縮小した。取組高合計は5027万1310枚となり、前週から29万 5020枚(0.6%)減少した。 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が微減、債券合計が 1.0%減、為替合計が1.2%増となった。商品市場の取組高は、穀物合計が0.2 %増、エネルギー合計は2.0%増、金属合計は3.8%減となった。 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式・債券で買い戻しが手じ まい売りが買い戻しを上回って売り越しを縮小した。為替は新規売りが新規買いを上回 って買い越し(ドル売り)を縮小した。 【現在の市場テーマと大口投機家の動向】 9月29日の週は、米政府機関の一部が閉鎖されるなか、労働市場の停滞が示され た。 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が6万1465枚買い越し(前週7万9500 枚買い越し)、ユーロは11万7369枚買い越し(同11万4345枚買い越し)、 英ポンドは8894枚売り越し(同1964枚売り越し)となった。ユーロは新規買 い、買い戻しが入って買い越しを拡大した。 商品市場では、原油が産油国の会合で生産枠が大幅に引き上げられるとの見通しを受 けて売り優勢となった。金は米政府機関閉鎖や労働市場の停滞を受けて買い優勢となっ た。 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が10万3300枚買い越し(前 週10万2958枚買い越し)に拡大した。新規買いが新規売りを上回った。ニューヨ ーク金は25万2908枚買い越し(同26万6749枚買い越し)、ニューヨーク・ プラチナは2万1765枚買い越し(同2万2042枚買い越し)に縮小した。金、プ ラチナともに手じまい売りが買い戻しを上回った。 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが8万1307枚売り越し(前週5万1186 枚売り越し)に拡大、大豆は8333枚売り越し(同5748枚買い越し)に転じた。 コーン、大豆ともに手じまい売り、新規売りが出た。9月29日の週のコーンは、弱気 な四半期在庫報告に上値を抑えられた。 MINKABU PRESS 東海林勇行
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