シカゴ大豆市況＝軒並み続落、中国からの需要期待の後退で

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              始　値　　　高　値　　　安　値　　　帳入値　　  前日比
   2026/01   1,135.50    1,142.75    1,121.50    1,122.50     -13.75
   2026/03   1,143.75    1,151.00    1,131.25    1,132.00     -12.50
   2026/05   1,151.25    1,158.25    1,140.75    1,141.50     -11.00
　　　単位：枚　　　推定出来高　　　前日出来高　　　前日取組高（前々日比）
　　　先物　　　　   238,041     　　217,186  　     966,752   (+　　959)

　注：４本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後
４時現在の数値です。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
＊米農務省（ＵＳＤＡ）発表の週間純輸出成約高（１０月２日までの週）
　大　豆：９２万４４００トン（事前予想レンジ：３５万〜８５万トン）
　大豆粕：８６万６８００トン（事前予想レンジ：１５万〜４０万トン）
　大豆油：　３万５８００トン（事前予想レンジ：　　０〜　２万トン）
（大豆粕は内５３万６１００トンが２４／２５年度からの繰り越し
　大豆油は内３万６２００トンが２４／２５年度からの繰り越し）
＊米気象庁発表の６−１０日予報（１１月２６日−１１月３０日）
　コーンベルト西部の気温は平年を下回る。雨量は平年を上回る。
　コーンベルト東部の気温は平年を下回る。雨量は平年並〜平年を上回る。
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　大豆は軒並み続落。前日比は１３．７５セント〜３．２５セント安。
　米農務省（ＵＳＤＡ）発表の１０月２日までの週時点の週間純輸出成約高は前週を上
回ったものの、中国からの需要期待を後退させるものとなったことから売り優勢となっ
た。

　期近１月限は１１３５．５０セントで取引を開始した後に値を落としながらも買い戻
されて欧州の時間帯は１１３０セント台後半で高下。シカゴの時間帯にかけて浮上し、
一時は１１４２．７５セントの高値を付けたが。高値では売り崩されて下値探りに転
じ、終盤には１１２１．５０セントの安値を記録。安値で買い戻されたものの戻りは限
られ、低迷したまま引けを迎えた。
　米農務省（ＵＳＤＡ）発表の１０月２日までの大豆の週間純輸出成約高は９２万
４４００トンで前週の８７万０５００トンを上回った。
　累計輸出成約高は１２７９万１６００トンで前年同時期の２０００万３４００トンを
約３６％下回っている。

＊南米諸国の天気概況は以下の通り（民間業者の天気予報を要約）。
　ブラジル産地では北部に前線が停滞し降雨が発生。今後は前線の南下に伴い２２〜
２３日にかけて中部、南部でも降雨が発生すると見られる。ただ南部では今後は少雨傾
向が強まると見られ、コーン・大豆の生育にとって最も重要となる１２月の生育環境悪
化が懸念される。
　アルゼンチン産地では土壌水分は潤沢を維持しているが、全体的に乾燥傾向が強まっ
ている。２０日から２１日にかけて前線が通過するが、降雨は局地的なものにとどまる
だろう。今後数週間に渡って土壌水分の乾燥が徐々に進む恐れがある。
＊米小麦産地の天気概況は以下の通り（民間業者の天気予報を要約）。
　プレーンズでは活発な低気圧が通過中で広い範囲で散発的な雨または雷雨が発生。こ
の雨は冬小麦にとって慈雨となっている。２４〜２５日にかけて新たな低気圧が到来
し、さらに降雨が発生する見込みとなっているが、一部地域では乾燥状態が改善するた
めに、まとまった雨量が好ましい状況にある。
　大豆製品は、大豆粕、大豆油は共に大豆の軟調に追随。大豆粕は昨年２月以来の高水
準に達した後で手仕舞い急ぎの動きも加わったことで下げ幅が大きくなった。
　大豆粕１２月限は前日比４．９０ドル安の３１４ドル。
今日の材料
・ブラジル産地では北部に前線が停滞し降雨が発生。
・ブラジル産地南部では南部では今後は少雨傾向が強まる可能性が高まる。
・アルゼンチンでは多くの地域で土壌水分は良好な状態を維持するも全体的に乾燥
　傾向が強まる。
・１０月２日までの大豆の週間純輸出成約高は９２万４４００トンで前週の８７万
　０５００トンを上回る。

MINKABU PRESS

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