大豆週間展望=中国向けの需要増加期待の後退が重石

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
               [11月24日からの1週間の展望]
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         週間高低(カッコ内は日付)            11月17日 〜11月21日
<東京一般>     始 値    高 値      安 値    終 値    前週末比
   先限         64,000    64,000      64,000   64,000     0
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<シカゴ>20日終値  前週末比   |9月28日現在の米国産大豆の作柄報告
      26/ 1  1122.50  - 2.00   |落葉79%(前週61%、前年79%、平年77%)
    26/ 3  1132.00  - 4.00   |収穫19%(前週 9%   前年24%、平年20%)
                                |「良」以上:62%(前週61%、前年64%)
                                |「劣」以下:11%(前週12%、前年11%)
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東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 157.14円  前週末比 2.59円の円安
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【前週のレビュー】シカゴ大豆1月限は、南米産の順調な生育見込みが重石。目先は、
中国の需要期待に下支えられながらも、上げ余地は限られると予想するとした。
【シカゴ大豆は1月限は1140セントが抵抗線】
 シカゴ大豆1月限は18日にかけて浮上し1169.50セントまで値を伸ばしたも
のの、その後は急反落となり、20日は1121.50セントの安値まで軟化。終値で
1123セントを記録し、17日から18日にかけての上げ幅を完全に相殺した。
 米農務省(USDA)発表の月例需給報告で予想外の需給引き締まり予測が示された
ことで浮上したものの、中国からの需要も時おり大口成約の報告が見られているとはい
え、単発的なものにとどまり、需要増加期待が後退している。
 南米諸国では乾燥傾向が強まる可能性が示されるなど、生育環境不安が浮上している
ことは買い支援要因ながら、中国向けの需要増加期待の後退が重石となり、1140セ
ントを上値抵抗線にしての高下になると予想する。

 【東京大豆は新規売買は見込めず】
 東京大豆は、先限の総取組高ゼロ状態を継続。今後も新規売買は見込めず。
<当面の予定(イベント・経済統計)>
24日 ●国民の祝日
    独景況感指数 2025年11月(ifo)
    米週間穀物輸出検証高(USDA)
    米国産コーン・大豆収穫率報告(USDA)
25日 独国内総生産 2025年7-9月期確報(連邦統計庁)
    米生産者物価指数 2025年9月(労働省)
    米ケース・シラー住宅価格指数 2025年9月(S&P)
    米消費者信頼感指数 2025年11月(カンファレンスボード)
    米中古住宅販売仮契約指数 2025年10月(全米不動産協会)
    建玉明細報告(CFTC)
26日 政策金利公表(NZ準備銀行)
    米国内総生産 2025年7-9月期改定値(商務省)
    米卸売在庫 2025年10月速報値(商務省)
    米耐久財受注 2025年10月速報値(商務省)
    米新規失業保険申請件数(労働省)
    シカゴ購買部協会景気指数 2025年11月(シカゴ購買部協会)
    米個人所得・支出 2025年10月(商務省)
    米新築住宅販売 2025年10月(商務省)
    米地区連銀経済報告・ベージュブック(FRB)
27日 ●米国(サンクスギビングデー)
    中国工業利益 2025年10月(国家統計局)
28日 労働力調査(失業率) 2025年10月(総務省)
    鉱工業生産指数 2025年10月速報(経済産業省)
    小売業販売額 2025年10月速報(経済産業省)
    独雇用統計 2025年11月(連邦雇用庁)
    独消費者物価指数 2025年11月速報(連邦統計庁)
    米週間穀物輸出成約高(USDA)

※米経済指標の発表が延期になる可能性があります。

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