●レビュー原油、ウクライナ情勢見極めで売買交錯=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 21日のニューヨーク原油先物相場は、前日比0.94ドル安の58.06ドル。ウ
クライナ和平への期待感が強まる中、調整売り優勢の展開になった。米露間で合意され
た新和平案がウクライナに示された模様であり、ウクライナは決断を迫られている。ウ
クライナに対して領土割譲を求める一方、ウクライナが拒否した場合には米国の支援が
打ち切られる可能性がある。ウクライナ政府は厳しい判断を迫られるが、地政学リスク
緩和が促される可能性が、原油相場を下押しした。
 24日のニューヨーク原油先物相場は、前日比0.78ドル高の58.84ドル。ウ
クライナ和平協議の進展を見極めたいとのムードが強く、安値修正の動きが優勢になっ
た。トランプ米政権は27日までに新和平案を受け入れるようにウクライナに迫ってい
るが、実際に和平が実現するのかは不透明感も強く、前週の軟調地合に対する修正高に
なった。欧州はウクライナ領土割譲などを含む内容に反発している。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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