NY原油市況=反落、修正和平案にウクライナが合意との報道で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2026/01     58.89       58.96       57.10       57.95        - 0.89
  2026/02     58.58       58.67       56.88       57.74        - 0.85
  2026/03     58.40       58.45       56.74       57.61        - 0.80
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              545,540             1,853,860    ( + 22,257)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2025/12     235.38    - 5.23
                            2026/01     231.90    - 4.49
         改質ガソリン       2025/12     185.72    - 3.94
                            2026/01     180.22    - 2.35
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 ニューヨーク原油の期近は反落。終値の前営業日比は、期近2限月は0.89〜
0.85ドル安。その他の限月は0.80〜0.36ドル安。
 ウクライナ和平合意に向けてかなり大きな進展があったと米ホワイトハウスやトラン
プ米大統領が発表したことや、ウクライナが修正和平案に合意したと報道されたことが
重しとなった。
 トランプ米大統領はSNSで、当初28項目だった和平案は両者の意見と取り入れて
修正し、残っている相違点はわずかであると述べた。側近のウィトコフ中東担当特使に
ロシアのプーチン大統領との会談を指示したが、プーチン大統領のほかゼレンスキー氏
との会談は合意内容が最終決定済みあるいは、最終段階にあることが条件であると語っ
た。
 米ABCや英テレグラフが報道によると、ロシア寄りだった停戦案は28項目から
19項目に修正されるという。米アクシオスは、ウクライナのゼレンスキー大統領は
27日にも訪米してトランプ米大統領と協議し、最終的な合意内容をまとめる意向を示
していると伝えた。ただ、トランプ米大統領と会談する際、ゼレンスキー氏は欧州のパ
ートナーの同席を要求している。
 一方、米ワシントン・ポストや米ニューヨーク・ポストの報道によると、ロシアが修
正された和平案を拒否する可能性がある。ドリスコル米陸軍長官はアブダビで24日か
ら25日にかけてロシアの交渉担当と協議している。
 時間外取引で1月限は軟調。通常取引序盤にかけて57.10ドルまで下げ幅を広げ
た。ただ、その後は安値から切り返した。
 改質ガソリンの期近は反落。ヒーティングオイルの期近は続落。原油安が重しとなっ
た。
今日の材料
・ウクライナ停戦を望んでいるロシア人はいない=マクロン仏大統領
・ウクライナが木曜日まで和平案を受け入れることはない=メルツ独首相
・ベネズエラ、国際航空会社が発着しないならフライト許可を取り消しへ
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。