プラチナ午前=プラチナが反落、円高が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。円高を受けて売り優勢で始まっ
た。その後は、ドル建て現物相場の軟調と金の下げ一服を受け、もみ合いとなった。パ
ラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが56〜48円安、プラチナミニが
85.0〜47.0円安、プラチナスポットが67円安、パラジウムが出来ず。
 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが3400枚、プラチナミニが389枚、
プラチナスポットが2877枚、パラジウムが0枚。
【NYプラチナはドル安や金堅調が支援】
 プラチナはドル安や金堅調が支援要因になった。米連邦準備理事会(FRB)のミラ
ン理事は、雇用市場の悪化はFRBの短期金利の目標設定に原因があるとの認識を示し
た。また9月の米小売売上高は前月比0.2%増加し、市場予想の0.4%増を下回っ
た。11月の米消費者信頼感指数は88.7と、前月の95.5から低下し、4月以来
の低水準となった。
 プラチナ先限は夜間取引で7185円まで下落した。ニューヨーク市場で利食い売り
が出たことや円高が圧迫要因になった。円相場は1ドル=155円台後半の円高に振れ
た。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の1548.09ドルから、売り優勢と
なった。
 午前11時現在、プラチナは1546.60ドル、パラジウムが1391.40ドル
で推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1552.00ドル、パラジウムが
1397.42ドル。
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