NYプラチナ市況=続伸、米利下げ観測やドル安で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (26/ 1)  1564.8     1601.7      1546.2      1586.2    + 20.2
         (26/ 4)  1582.8    1620.0      1565.0      1604.9    + 21.0
 パラジウム  (25/12)  1400.00    1427.50     1399.00     1422.50   + 17.60
         (26/ 3)  1426.00    1468.00     1421.50     1462.00   + 27.70
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          29,112         29,486        83,676       (+      3)
 パラジウム          6,271          9,060        19,054       (-    202)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          47,427.12  + 314.67
     前日  156.09/11   1.1564/66   ・ナスダック         23,214.69  + 189.10
     本日  156.44/46   1.1594/96   ・10年米国債利回り      3.99  -   0.01
・NY原油  (26/ 1)   58.65 + 0.70  ・SPDR保有金残高  1,040.86      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)は続伸。前日比はプラチナが19.1〜21.8ドル
高、中心限月の1月限が20.2ドル高、パラジウムは17.60〜28.10ドル
高、中心限月の3月限は27.70ドル高。
 プラチナ1月限は続伸。時間外取引では利食い売りが出たが、米連邦準備理事会(F
RB)の利下げ観測やドル安を受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、買い戻さ
れて堅調となった。日中取引では、ドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。
 パラジウム3月限はドル安や他の貴金属の堅調を受けて買い優勢となった。
 プラチナ1月限は時間外取引を1546.2〜1581.5ドルのレンジで推移し、
前日比7.0ドル高の1573.0ドルとなった。1月限は安寄りしたのち、利食い売
りが出たが、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測やドル安を受けて買い優勢とな
った。欧州時間に入ると、買い戻されて堅調となった。
 日中取引では、利食い売りが出て1567.27ドルまで下落した。その後は、ドル
安や金堅調を受けて押し目を買われ、1601.7ドルまで上昇した。
 9月の米耐久財受注は前月比0.5%増だった。8月は3.0%増で、2カ月連続の
増加。民間設備投資の先行指標とされるコア資本財(非国防資本財から航空機を除く)
の受注は0.9%増と、市場予想の0.2%増を上回る大幅な伸びを示した。一方、米
新規失業保険申請件数は、6000件減の21万6000件と、7カ月ぶりの低水準と
なった。市場予想は22万5000件だった。
 パラジウム3月限は、時間外取引を1421.50〜1456.50ドルのレンジで
推移し、前日比14.2ドル高の1448.50ドルとなった。3月限は安寄りしたの
ち、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測やドル安を受けて買い優勢となった。欧
州時間に入ると、買い戻されて上値を伸ばした。
 日中取引では、利食い売りが出て1437.00ドルまで下落した。その後は、ドル
安や他の貴金属の堅調を受けて押し目を買われ、1468.00ドルまで上昇した。
 25日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの61万6949
オンス、パラジウムは変わらずの17万3224オンス。
今日の材料
・欧州中央銀行(ECB)は金融安定性レビューで、大規模なドル建て業務を展開する
ユーロ圏の銀行に対し、ドルが逼迫する事態に備え、流動性と資本のバッファーを積み
増すべきだとの見解を示した。
・9月の米耐久財受注は前月比0.5%増だった。8月は3.0%増で、2カ月連続の
増加。民間設備投資の先行指標とされるコア資本財(非国防資本財から航空機を除く)
の受注は0.9%増と、市場予想の0.2%増を上回る大幅な伸びを示した。8月も
0.9%増に上方改定された。
・リーブス英財務相が、英議会で予算案を発表した。財政余力を広げるため、所得税基
準額の凍結延長や高額不動産課税などを含む増税策を打ち出した。
・米新規失業保険申請件数は、6000件減の21万6000件と、7カ月ぶりの低水
準となった。市場予想は22万5000件だった。依然として解雇は低水準にあること
を示しているものの、経済的不確実性が続く中、労働市場では十分な新規雇用の創出が
なされていないとみられる。
・米経済活動はここ数週間、ほとんど変化が見られなかったと、連邦準備制度理事会
(FRB)が公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で指摘した。
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