アジア株 韓国株大幅安、資金が小型株に移行 当局が無視され続けるコスダックを支援

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株 韓国株大幅安、資金が小型株に移行 当局が無視され続けるコスダックを支援

東京時間14:02現在
香港ハンセン指数   25900.12(-45.81 -0.18%)
中国上海総合指数  3883.47(+8.21 +0.21%)
台湾加権指数     27757.80(+203.27 +0.74%)
韓国総合株価指数  3927.28(-59.63 -1.50%)
豪ASX200指数    8616.00(-1.29 -0.01%)
インドSENSEX30種  85804.38(+84.00 +0.10%)

アジア株はまちまち。中国不動産危機が再燃している一方で中国株の投資判断引き上げが好感されている。

米JPモルガンは利益見通しが損失リスクを上回っているとして中国株の投資判断を「オーバーウエイト」に上方修正した。来年はAI導入や消費刺激策、ガバナンス改革など複数のプラス要因が見込まれる。また、アジア株(日本除く)についても来年は中程度から例外的な上昇となる可能性が高いと予想している。

香港市場では不動産株と銀行株の一角が下落している。不動産開発会社の万科企業が続落し2営業日連続で上場来安値をつけている。人民元建て社債の償還延期を提案したことを受け中国不動産危機が再燃している。

韓国株は大幅下落、資金が大型株から小型株に移行している。新興株式市場のコスダック指数は3.4%も上昇している。

報道によると韓国当局はコスダック活性化措置を来月発表するという。個人投資家への税制優遇措置の強化、外国人投資家と年金基金の株式取引税の免除、上場規制見直しなどが含まれている。無視され続けているコスダック市場に投資家を誘致することが最優先事項だという。

韓国利下げ期待低下も株安につながっている。韓国中銀はきのう金利を据え置き、声明から「利下げ姿勢を維持する」との文言を削除した。ウォン安によるインフレ加速の可能性を懸念している。来週は11月の消費者物価指数が発表される。前月比では伸び縮小も前年比では横ばいの見通し。

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