1日前引けの日経平均株価は前営業日比846円60銭安の4万9407円31銭と大幅反落。前場のプライム市場の売買高概算は11億1696万株、売買代金概算は2兆7343億円。値上がり銘柄数は364、対して値下がり銘柄数は1192、変わらずは53銘柄だった。 きょう前場の東京株式市場は朝方に売り買い交錯で始まったものの、寄り後はほぼ1本調子の下げに転じた。前週末の米国株市場は追加利下げ期待から堅調な値動きだったが、これに追随することはできなかった。日本は、今月行われる日銀金融政策決定会合で利上げに動くとの見方がにわかに高まっている。きょうは植田日銀総裁が金融経済懇談会で発言機会があり、この内容を見極めたいとの思惑から買いが手控えられた。値下がり銘柄数が全体の74%を占めている。 個別では売買代金で群を抜いたキオクシアホールディングス<285A.T>が大幅安、ソフトバンクグループ<9984>、アドバンテスト<6857>などの下げもきつい。フジクラ<5803>の下落も際立っている。東京電力ホールディングス<9501>、三井E&S<7003>などが売られ、ユニチカ<3103>が急落、三井金属<5706>も大幅に下値を探った。半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが高く、住友電気工業<5802>も買いが優勢。Link-Uグループ<4446>、トリケミカル研究所<4369>が急騰、日鉄ソリューションズ<2327>も値を飛ばした。 出所:MINKABU PRESS
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