アジア株 強弱材料交錯、米利下げ期待と中国景気減速懸念 弱いPMIも支援策は見込めず 東京時間14:01現在 香港ハンセン指数 26006.02(+147.13 +0.57%) 中国上海総合指数 3904.90(+16.30 +0.42%) 台湾加権指数 27500.47(-126.01 -0.46%) 韓国総合株価指数 3923.05(-3.54 -0.09%) 豪ASX200指数 8565.20(-48.87 -0.57%) インドSENSEX30種 85994.50(+287.83 +0.34%) アジア株はまちまち。米利下げ期待が高まっている一方で米株先物の下落や中国PMIの50割れが懸念されている。 次期FRB議長はハセット国家経済会議(NEC)委員長との見方が強まり米積極利下げ期待が一段と高まっているものの、時間外で米株は下落している。ダウ先物は270ドル近く下げ、ナスダックは0.9%安。一部で「炭鉱のカナリア」とも呼ばれるビットコインも大幅下落しており、やや不穏な空気が漂っている。 中国景気減速懸念が高まっている。中国11月の製造業PMIは好不況の分かれ目である50を過去最長8カ月連続で下回った。非製造業PMIは2022年12月以来3年ぶりに50を割り込み、中小企業を対象としたRatingDog製造業PMIも4カ月ぶりに50を割り込んだ。PMIは総じて弱かったものの今年の経済成長「5%前後」達成が見込まれるため、中国当局が大規模な景気支援策を打ち出す可能性は低い。 香港市場ではハイテクやエネルギー、素材関連が軒並み上昇している。前週末に下落した不動産株の一角も買い戻されている。金採掘会社の紫金鉱業集団は5%超高。米シティが同社会長退任の影響は限定的と指摘、今後も成長は続くと見ている。 豪州株は下落、中国景気減速懸念が重石。上海株は上昇、一部投資家は追加支援策を期待しているようだ。
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