［今日の視点］石油＝続落へ、海外原油の反発も上げ幅縮小で売り優勢

　国内市場は続落へ。２０２６年４月限で２００〜５００円安程度を想定する。前日の
海外原油相場は反発したが、１日のアジア時間の時間外取引から上げ幅を縮小してお
り、東京ドバイ原油は夜間取引で売り優勢となった。下げ幅は限月により異なるが、
指標の４月限は４１０円安で夜間取引を終えた。理論値からは４００円程度の下落が妥
当で違和感はない。期中３月限が１０００円安と大幅安で夜間取引を引けたが、日中取
引では上げ幅を縮小するとみる。日中取引は２日のニューヨーク原油時間取引と円相場
を見ながらの展開が予想される。
　期中４月限は夜間取引の中盤に６万０１５０円まで下落。夜間取引の後半から下値を
切り上げ、６万０７６０円で夜間取引を終えた。日中取引は６万０５００円が支持線と
して意識される展開か。２ケタ安まで下幅を縮小の可能性はあるが、プラスサイドに浮
上し、６万１０００円台で堅調に推移のシナリオは描きにくい。
　月替わりとなり、期中４月限から５月限への限月移行が進むとみられるが、４月限と
５月限はほぼ同ザヤ化状態でスムーズに限月移行は進みそうだ。
＜今日の予定＞
◆ オーストラリア ◆
【経済】09:30 国際収支 2025年7-9月期（連邦統計局）
【経済】09:30 住宅建設許可件数 2025年10月（連邦統計局）
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】19:00 消費者物価指数 2025年11月速報（EUROSTAT）
【経済】19:00 雇用統計 2025年10月（EUROSTAT）
◆ 南アフリカ ◆
【経済】18:30 国内総生産 2025年7-9月期（南アフリカ統計局）
◆ アメリカ ◆
【経済】--:-- 新車販売台数 2025年11月（Autodata）
【工業】12/3 06:30 週間石油統計（API）
【商品】12/3 05:30 建玉明細報告（CFTC）
MINKABU PRESS

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