金・銀市況=金が反落、終盤に現物相場の急落で軟化し100円超の下落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/12          2026/10    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         21,142   -173    21,440  -102  : 4,209.20   -26.20
銀          285.0   +9.4     284.4  +0.4  : 5,705.00    +9.00
プラチナ     8,073   -227     7,685  -215  : 1,648.00   -42.16
パラジウム   7,200   -200     7,200  -200  : 1,431.57   -27.16
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    155.79   +0.17  ユーロ・ドル相場   1.1608  +0.0016
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【市況】
 金が反落。ドル建て現物相場の下落を受けて売り優勢で始まった。その後は、押し目
を買われたが、ドル建て現物相場の軟調を受けて戻りを売られた。先限は正午前に50
円近い下落で推移。午後は後半に下値を切り上げたが、終盤にドル建て現物相場の急落
から軟化し、100円超の下落で引けた。
 銀はニューヨーク高を受けて買い優勢となる限月が目立った。
 前営業日比は、金標準、金ミニが173〜52円安、ゴールドスポットが33円安、
銀が1.4円安〜18.4円高。
 推定出来高は、金が2万3088枚、金ミニが1万4737枚、ゴールドスポットが
2306枚、銀が39枚。
【金先限は終盤の20分で急落する波乱の展開】
 金先限は夜間取引の中盤に2万1382円まで下落。夜間取引の後半から日中取引に
かけて下げ幅を縮小し、2万1532円まで戻した、前日の終値2万1542円手前で
戻りを抑えられ、プラスサイドに転換はならず。出来高は伸び悩んだが、押し目買いの
動きは根強かったもようだが、終盤の20分で急落する波乱の展開で引けた。
 1日のSPDRゴールドの現物保有高は前日比4.58トン増の1050.01トン
を記録。10月31日時点の1039.20トンから大幅増。東証に上場しているSP
DRゴールド・シェアは、昨日、6万0920円をつけ、新高値を更新した。米株式市
場では主要金鉱山会社のニューモントの株価がニューヨークダウの大幅安に逆行高とな
り、一時92ドル台に乗せ11月13日以来の高値を更新。金関連の投資意欲は強い。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、軟調。きのうの海外市場は、米連邦準備理事会(FRB)
の利下げ観測を受けて買い優勢となった。アジア市場は、朝方の4235.26ドルか
ら、手じまい売りが出て軟調に推移。午後になり、緩やかに戻り歩調となり、4225
ドルで上値を抑えられた。午後3時過ぎから売り優勢となり、4203ドル台まで急落
となった。
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