大阪12月限 日経225先物 49270 -30 (-0.06%) TOPIX先物 3335.0 +2.0 (+0.06%) 日経225先物(12月限)は前日比30円安の4万9270円で取引を終了。寄り付きは4万9570円と、シカゴ日経平均先物清算値(4万9475円)を上回る形で、買いが先行した。買い一巡後は4万9410円まで上げ幅を縮める場面もみられたが、ボリンジャーバンドの-1σ(4万9290円)接近では底堅さが意識された。ただ、前場中盤にかけてロングが強まり、ナイトセッションでつけた高値(4万9650円)まで買われたものの、同水準を上抜くことはできなかった。 積極的なロングが手控えられるなかで、後場の取引開始時には4万9310円まで上げ幅を縮めた。その後4万9550円辺りまで切り返したものの、終盤にかけて再び不安定な値動きから軟化すると、引け間際には4万9250円まで売られた。 エヌビディアとの提携を発表したファナック<6954>[東証P]が買われたほか、ファーストリテイリング<9983>[東証P]、アドバンテスト<6857>[東証P]などが日経平均株価を支えた。一方で、ソフトバンクグループ<9984>[東証P]が下げ幅を広げ、買い先行で始まった東京エレクトロン<8035>[東証P]も軟化したことで、方向感をつかみにくくさせていた。 日経225先物は後場中盤までは-1σ水準での底堅さがみられていたが、後場終盤にかけて同バンドを割り込む形になった。下へのバイアスは強まらなかったものの、引き続き-1σ水準での攻防が意識されそうである。週間形状では上向きで推移する13週移動平均線(4万8170円)が支持線として機能していることで、押し目狙いのロング対応になるが、+1σ(5万0590円)が抵抗線となる。 日足では-1σと25日線(5万0260円)とのレンジだが、-1σを明確に割り込んでくると、13週線が位置する-2σ(4万8200円)水準が射程に入ってくるだろう。-1σ水準での攻防から-2σまでの調整を想定しておく必要はありそうで、同時に13週線到達でリバウンド狙いのタイミングになりそうだ。そのため、-1σ水準での攻防を意識しつつ、オプション権利行使価格の4万8000円から5万円のレンジを想定する。 NT倍率は先物中心限月で14.77倍に低下した。一時14.85倍をつける場面もみられたが、-1σ(14.85倍)が抵抗線として機能する形になった。半導体・AI(人工知能)関連株の一角が買われているものの、下向きで推移する-1σに上値を抑えられる形状を続けており、-2σ(14.56倍)が意識されそうだ。 手口面(12月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万2217枚、ソシエテジェネラル証券が5762枚、モルガンMUFG証券が1585枚、JPモルガン証券が1253枚、みずほ証券が1145枚、松井証券が982枚、バークレイズ証券が812枚、日産証券が723枚、SBI証券が720枚、ゴールドマン証券が714枚だった。 TOPIX先物はソシエテジェネラル証券が1万5510枚、ABNクリアリン証券が1万5279枚、バークレイズ証券が6380枚、ゴールドマン証券が5225枚、モルガンMUFG証券が4475枚、JPモルガン証券が4386枚、みずほ証券が2679枚、シティグループ証券が2293枚、野村証券が1717枚、ビーオブエー証券が1135枚だった。 株探ニュース
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