NYプラチナ市況=プラチナが続落、パラジウムは反発

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (26/ 1)  1670.4     1678.2      1623.0      1650.2    - 27.2
         (26/ 4)  1691.1    1700.8      1646.6      1672.9    - 27.9
 パラジウム  (26/ 3)  1462.00    1516.50     1449.00     1507.90   + 29.00
         (26/ 6)  1488.50    1530.50     1467.50     1525.10   + 29.90
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          37,992         44,409        87,165       (+  1,673)
 パラジウム          5,442          8,750        19,833       (+    170)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          47,474.46  + 185.13
     前日  155.44/46   1.1609/11   ・ナスダック         23,413.67  + 137.75
     本日  155.83/85   1.1624/26   ・10年米国債利回り      4.09  -   0.01
・NY原油  (26/ 1)   58.64 - 0.68  ・SPDR保有金残高  1,050.01  +   4.58
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが続落、パラジウムは反発。前日比はプラチ
ナが27.9〜18.9ドル安、中心限月の1月限が27.2ドル安、パラジウムは
26.10〜30.60ドル高、中心限月の3月限は29.00ドル高。
 プラチナ1月限は続落。時間外取引では、ドル安一服や中国経済に対する懸念を受け
て売り優勢となった。欧州時間に入ると、下げ幅を拡大した。日中取引では、押し目を
買われる場面も見られたが、ドル高や金軟調を受けて戻りを売られた。
 パラジウム3月限はドル安一服が圧迫要因になったが、日中取引では買い戻し主導で
上昇した。
 プラチナ1月限は時間外取引を1623.0〜1678.2ドルのレンジで推移し、
前日比31.6ドル安の1645.8ドルとなった。1月限は安寄りしたのち、ドル安
一服や中国経済に対する懸念を受けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、下げ幅を
拡大した。
 日中取引では押し目を買われ、1660.2ドルまで戻した。その後は、ドル高や金
軟調を受けて戻りを売られ、1629.0ドルまで下落したのち、下げ一服となった。
 米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測に変わりはないが、ドルを買い戻す動きが
圧迫要因になった。また中国の民間データ会社2社が月次住宅販売データの公表を見送
り、中国経済に対する懸念が出ている。
 パラジウム3月限は、時間外取引を1449.00〜1484.50ドルのレンジで
推移し、前日比0.40ドル安の1478.50ドルとなった。3月限は安寄りしたの
ち、ドル安一服や他の貴金属の軟調を受けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、下
げ一服となった。
 日中取引では押し目を買われ1506.50ドルまで戻した。その後は、ドル高や他
の貴金属の軟調を受けて戻りを売られたが、1480.50ドルで下げ止まると、買い
戻し主導で1516.50ドルまで上昇した。
 1日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比1031オンス減の61万
5297オンス、パラジウムは変わらずの17万2604オンス。
今日の材料
・・中国の民間データ会社2社が月次住宅販売データの公表を見送った。不動産大手の
万科が社債の返済延期を求めた。
・11月のユーロ圏の消費者物価指数(EU基準=HICP)速報値は前年比2.2%
上昇し、前月の2.1%から加速した。エネルギー価格は下落しているが、サービスを
中心として依然域内の物価圧力は強い。
・経済協力開発機構(OECD)は、AI(人工知能)への投資ブームが米関税引き上
げによる影響の一部を相殺しており、世界の経済成長は予想以上に持ちこたえていると
して、一部主要国・地域の成長率見通しを上方修正した。
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのナーゲル独連銀総裁は、ユーロ圏のインフ
レ率はECBの目標である2%にほぼ達しており、米国での関税による物価上昇がある
ものの目標付近で変動するとの見通しを示した。
・トランプ米大統領は、次期連邦準備理事会(FRB)議長の人選を来年初めに発表す
る予定と明らかにした。
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