−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2026/ 2 4,220.8 - 54.0 シカゴ大豆 2026/ 1 1,124.75 - 3.25 NY銀 2026/ 3 5,856.5 - 57.7 シカゴコーン 2026/ 3 450.00 + 5.00 NYプラ 2026/ 1 1,652.3 - 25.1 NY原油 2026/ 1 58.64 - 0.68 NYパラ 2025/12 1,502.50 +23.60 ドル・円 155.88 + 0.41 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。貴金属、原油、大豆、コーンは暫定値。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は156円を挟んで堅調に推移 NY為替市場、ドル円は買い戻しが優勢となり、一時156円台前半まで反発した。 前日は一時154円台に下落したが、155円を維持して終えたことで、買い戻しが先 行したもよう。円キャリー取引によるドル円の上値期待は根強い。21日線も維持され ており、本格的な調整モードには入っていない。 ストラテジストは、日銀の利上げ観測が高まる中で円は上昇したものの、持続的な回 復にはさらに材料が必要だと指摘ている。前日の植田総裁の講演は、利上げに向けた準 備運動のように見え、今月または1月の利上げの可能性を示唆した。短期金融市場でも 12月の利上げ確率を80%程度で見ている状況。植田総裁が金利に言及し、政府との コミュニケーションが円滑に進んでいると語ったことは、日銀が近く行動に移る準備が 整っていることを示唆しているという。 ◎NY貴金属=総じて下落、ドル高が圧迫 ニューヨーク金、銀は反落。 金2月限は反落。時間外取引では、ドル安一服などを受けて手じまい売りが出て軟調 となった。欧州時間に入ると、下げ幅を拡大した。日中取引では、押し目を買われる場 面も見られたが、ドル高を受けて戻りを売られた。 銀3月限はドル高や金軟調を受けて売り優勢となった。 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが続落、 プラチナ1月限は続落。時間外取引では、ドル安一服や中国経済に対する懸念を受け て売り優勢となった。欧州時間に入ると、下げ幅を拡大した。日中取引では、押し目を 買われる場面も見られたが、ドル高や金軟調を受けて戻りを売られた。 パラジウム3月限はドル安一服が圧迫要因になったが、日中取引では買い戻し主導で 上昇した。 ◎LME=反落、ドル安一服を受け利益確定の動きが広がる アルミ3カ月物は反落。2885ドルで小反落して取引を開始。上海株の軟調を受け てアジア時間は2888ドルを上値抵抗線とする低迷が続いた。アジアの時間帯後半に 地合いを引き締めて2904.50ドルの高値に達した。高値を離れた後は2893ド ル前後でのもちあいとなったが、米国の時間帯を迎えると急速に値位置を落とし、引け にかけて下値を探る動きとなった。一時2850.50ドルの安値まで値を落とした後 に買い戻されたが戻りは限られ、軟調に引けた。 銅3カ月物は大幅反落。1万1198ドルで反落で取引を開始。上海株がここ最近の 上昇の反動から利益確定の売りを受けて反落に転じたことに追随する売りが見られて値 を落とした。一時1万1121ドルの安値まで値を落としたが、米国の追加利下げ期待 や前日の米半導体大手エヌビディア株が堅調に推移などを好感した買いが見られ浮上。 アジア時間の後半に1万1267.50ドルまで上昇。高値を離れた後は1万1200 ドル割れに抵抗を見せる底堅い動きとなった後、米国時間は1万1268ドルの高値を 付けた。転売が先行となり、上げ一服感が強まり、利益確定の動きが広がったことから 引けにかけて値位置を切り下げる動きを展開。ドル高に加え、ニューヨーク金の軟調が 重石となるなか、引け間際に1万1150ドルも割り込み、3ケタの下げ幅を記録する 大幅安で終えた。 ◎NY原油=反落、露大統領と米特使の会談で和平交渉の進展期待 ニューヨーク原油は反落。 強弱材料が交錯したが、決め手材料に欠けるなか軟調に引けた。この日モスクワでプ ーチン露大統領とウィトコフ米特使の会談が実施されることで、ロシアとウクライナの 和平交渉の進展期待が上値抑制要因となる一方、プーチン大統領がロシアのタンカーへ の攻撃が続くならウクライナ支援国の船舶攻撃を検討する可能性を指摘したことで地政 学的リスクの高まりが下支え要因となった。 また、ウクライナの攻撃で稼働が停止していたカスピ海パイプライン・コンソーシア ム(CPC)の稼働が再開したことは上値抑制要因となった。 ◎シカゴ大豆・コーン=大豆は総じて続落、コーンは小麦高受け概ね反発 大豆は総じて続落。 中国向けの大口成約が11月28日以来、発表されていないことで、中国向け輸出期 待が後退するなか売り優勢で運ばれた。米中首脳会談の後、中国は米国産大豆を年内に 1200万トン購入するとの発表があったが、その達成を懐疑視する向きが強まってい ることも重石となった。 コーンは概ね反発。 ウクライナの和平案についての協議前にロシアのプーチン大統領が欧州との衝突を望 まない、としながらも戦う準備については整っている、と語ったことを受けてロシア及 び欧州の供給不安が高まるなか小麦が堅調となったことに追随高となった。また、現在 生育期を迎えているブラジル、アルゼンチンで土壌水分の乾燥リスクが浮上しているこ とも強気材料視された。 MINKABU PRESS
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