石油午前=続落、NY原油の上値の重さ認識で手じまい売り先行もよう

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 国内石油市場は続落。海外原油の反落を背景に夜間取引から売り優勢となった。日中
取引は夜間取引の軟調な値動きを引き継ぎ、薄商いのなか下げ幅を拡大する限月が目立
つ展開。円相場、ニューヨーク原油時間外取引とも小動きで、目新しい売り材料はない
が、前日、ニューヨーク原油期近1月限が60ドル手前で頭打ちとなり、改めて上値の
重さが認識されたことで、小口の手じまい売り先行もよう。
 日中取引開始後、原油の2026年4月限は6万0550円で寄り付いたが、あっさ
りと売り優勢となり、前日の安値6万0150円割れを試した。前日の安値割れで、短
期トレーダーらからの見切り売りもあり、6万0050円まで下落。期中5月限は6万
円割れとなり、新規買いの弱さを露呈。
 午前11時32分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
1470〜500円安。
 午前11時32分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が476枚。
【API統計で原油在庫減少も買い材料視されず】
 東京ドバイ原油は軟調。まばらな商いではあるが、期近1月限と期中6月限が4ケタ
安まで値を崩していることも投資家心理を弱気にしている。2日のニューヨーク原油の
引け後に米石油協会(API)が発表した週間の米国原油在庫統計が前週比248万バ
レル減少を示したが、ニューヨーク原油時間外取引は小幅高から小幅安に軟化となり、
特に買い材料視されていない。
【海外原油夜間取引=小幅続落】
 ニューヨーク時間外取引で1月限は前日比0.13ドル安の58.51ドルで取引さ
れている。本日これまでのレンジは58.48〜58.73ドル。
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