[今夜の視点]海外原油=テクニカル要因が弱気で弱材料に反応しやすい

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 時間外取引でニューヨーク原油1月限は前日比0.07ドル高の58.71ドルで推
移。本日これまでのレンジは58.37〜58.75ドル。
 今晩の海外原油は引き続き上値重く推移か。2日のニューヨーク原油の引け後に米石
油協会(API)が発表した週間の米国原油在庫統計は前週比248万バレル減少とな
ったが、反応薄。APIの在庫統計は影響力が低下している。
 今夜は米エネルギー省(EIA)から週間原油在庫の発表がある。300万バレル以
上の減少とならない限り、59ドル台回復から60ドルを目指すような上昇にならない
と予想。
 テクニカル要因が弱気なため、弱材料に反応しやすい。ウクライナ和平が難航してい
ることは下支え要因。反面、欧米の株安、ドル高となれば圧迫要因。11月の米ADP
雇用統計も間接的に影響があろう。
<今夜の予定>
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】18:00 サービス業購買担当者景況指数 2025年11月確報(Markit)
【経済】18:00 購買担当者総合景況指数 2025年11月確報(Markit)
【経済】19:00 生産者物価指数 2025年10月(EUROSTAT)
◆ スイス ◆
【経済】16:30 消費者物価指数 2025年11月(連邦統計局)
◆ アメリカ ◆
【経済】21:00 住宅ローン申請指数(MBA)
【経済】22:15 雇用統計 2025年11月(ADP)
【経済】22:30 輸出入物価指数 2025年9月(労働省)
【経済】23:15 鉱工業生産・設備稼働率 2025年9月(FRB)
【経済】12/4 00:00 非製造業景況指数 2025年11月(ISM)
【工業】12/4 00:30 週間石油統計(EIA)
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