NYプラチナ市況=反発、ADP全米雇用報告で予想外に減少

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (26/ 1)  1656.4     1674.8      1641.4      1662.7    + 12.5
         (26/ 4)  1677.2    1698.0      1666.0      1686.5    + 13.6
 パラジウム  (26/ 3)  1515.50    1531.50     1478.50     1508.00   +  0.10
         (26/ 6)  1523.50    1545.00     1501.50     1526.00   +  0.90
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          33,350         38,261        87,659       (+    494)
 パラジウム          5,441          5,501        19,913       (+     80)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          47,882.90  + 408.44
     前日  155.83/85   1.1624/26   ・ナスダック         23,454.09  +  40.42
     本日  155.23/25   1.1665/67   ・10年米国債利回り      4.06  -   0.03
・NY原油  (26/ 1)   58.95 + 0.31  ・SPDR保有金残高  1,048.30  -   1.71
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)は反発。前日比はプラチナが12.2〜17.0ドル
高、中心限月の1月限が12.5ドル高、パラジウムは0.20ドル安〜0.90ドル
高、中心限月の3月限は0.10ドル高。
 プラチナ1月限は反発。時間外取引では、金主導の値動きとなったが、押し目は買わ
れた。欧州時間に入ると、上げ一服となった。日中取引では、ADP全米雇用報告で雇
用者数が予想外に減少したことが支援要因になった。
 パラジウム3月限は戻りを売られたのち、ADP全米雇用報告の予想外の減少を受け
て下げ一服となった。
 プラチナ1月限は時間外取引を1641.4〜1668.0ドルのレンジで推移し、
前日比3.9ドル高の1654.1ドルとなった。1月限は高寄りしたのち、金主導の
値動きとなったが、押し目は買われた。欧州時間に入ると、上げ一服となった。
 日中取引では、ADP全米雇用報告で雇用者数が予想外に減少したことを受けて買い
優勢となり、1674.8ドルまで上昇した。買い一巡後は上げ一服となったが、押し
目は買われた。
 ADP全米雇用報告によると、民間雇用者数は3万2000人減と、予想外に減少し
た。中小企業の雇用減少が響いた。市場予想は1万人増だった。11月の米ISM非製
造業総合指数は52.6と、前月の52.4からほぼ横ばいとなった。
 パラジウム3月限は、時間外取引を1485.00〜1531.50ドルのレンジで
推移し、前日比8.40ドル安の1499.50ドルとなった。3月限は高寄りしたの
ち、他の貴金属の堅調を受けて買い優勢となったが、買い一巡後は上げ一服となった。
欧州時間に入ると、軟調となった。
 日中取引では、1478.50ドルまで下落したのち、ADP全米雇用報告の予想外
の減少を受けて下げ一服となり、1524.00ドルまで戻した。
 2日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの61万5297オ
ンス、パラジウムは変わらずの17万2604オンス。
今日の材料
・・中国の民間データ会社2社が月次住宅販売データの公表を見送った。不動産大手の
万科が社債の返済延期を求めた。
・11月のユーロ圏の消費者物価指数(EU基準=HICP)速報値は前年比2.2%
上昇し、前月の2.1%から加速した。エネルギー価格は下落しているが、サービスを
中心として依然域内の物価圧力は強い。
・経済協力開発機構(OECD)は、AI(人工知能)への投資ブームが米関税引き上
げによる影響の一部を相殺しており、世界の経済成長は予想以上に持ちこたえていると
して、一部主要国・地域の成長率見通しを上方修正した。
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのナーゲル独連銀総裁は、ユーロ圏のインフ
レ率はECBの目標である2%にほぼ達しており、米国での関税による物価上昇がある
ものの目標付近で変動するとの見通しを示した。
・トランプ米大統領は、次期連邦準備理事会(FRB)議長の人選を来年初めに発表す
る予定と明らかにした。
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