NY金・銀市況=金が反発、ADP全米雇用報告で予想外に減少

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (26/ 2)  4241.6     4273.3      4225.1      4232.5     + 11.7
          (26/ 4)  4269.6     4303.5      4257.2      4263.2     + 11.7
   銀     (26/ 3)  5916.0     5965.5      5821.0      5862.0     -  8.3
         (26/ 5)  5948.5     6007.5      5870.5      5906.0     -  9.4
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           183,012       232,193       418,490        (-    207)
  銀          110,473       115,986       150,832        (+    240)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          47,882.90  + 408.44
     前日  155.83/85   1.1624/26   ・ナスダック         23,454.09  +  40.42
     本日  155.23/25   1.1665/67   ・10年米国債利回り      4.06  -   0.03
・NY原油  (26/ 1)   58.95 + 0.31  ・SPDR保有金残高  1,048.30  -   1.71
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金は反発、銀は続落。前日比は金が11.6〜12.7ドル高、中心限
月の2月限が11.7ドル高、銀が9.8〜6.2セント安、中心限月の3月限は
8.3セント安。
 金2月限は反発。時間外取引では、次期米連邦準備理事会(FRB)議長に対する期
待感などを受けて買い優勢となったが、利食い売りに上値を抑えられた。欧州時間に入
ると、もみ合いとなった。日中取引では、ADP全米雇用報告で雇用者数が予想外に減
少したことが支援要因になったが、利食い売りが出て上げ一服となった。
 銀3月限はADP全米雇用報告の予想外の減少が支援要因になったが、利食い売りに
上値を抑えられた。
 ニューヨーク金2月限は反発。時間外取引では4225.1〜4260.1ドルのレ
ンジで推移、前日比23.7ドル高の4244.5ドルとなった。2月限は高寄りした
のち、次期米連邦準備理事会(FRB)議長に対する期待感などを受けて買い優勢とな
ったが、利食い売りに上値を抑えられた。欧州時間に入ると、もみ合いとなった。
 日中取引では、ADP全米雇用報告で雇用者数が予想外に減少したことを受けて買い
優勢となり、4273.3ドルまで上昇した。その後は、利食い売りが出て上げ一服と
なった。
 ADP全米雇用報告によると、民間雇用者数は3万2000人減と、予想外に減少し
た。中小企業の雇用減少が響いた。市場予想は1万人増だった。11月の米ISM非製
造業総合指数は52.6と、前月の52.4からほぼ横ばいとなった。
 ニューヨーク銀3月限は、時間外取引で5821.0〜5965.5セントのレンジ
で推移し、前日比45.2セント高の5915.5セントとなった。3月限は高寄りし
たのち、金堅調につれ高となったが、利食い売りが出て上げ一服となった。欧州時間に
入ると、もみ合いとなった。
 日中取引では、ADP全米雇用報告の予想外の減少を受けて5961.0セントまで
上昇した。その後は、金の上げ一服につれ安となり、5833.5セントまで下落し
た。
 12月2日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比1万1960オンス減の
3626万9954オンス、銀は78万8145オンス増の4億5672万1882オ
ンス。

今日の材料
・11月のHCOBユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は52.8と、
2年半ぶりの高水準だった。好調なサービス部門が製造業の低迷を補った。
・イスラエルは、パレスチナ自治区ガザで死亡した人質の最後の2人のうち1人とされ
る遺体を受け取った。遺体は赤十字国際委員会(ICRC)からイスラエル軍に移送さ
れ、法医学的検査で身元の確認が行われる。
・欧州中央銀行(ECB)のチーフエコノミストであるレーン専務理事は、ユーロ圏の
インフレ率が最近「上振れサプライズ」を見せており、来年初めのインフレ低下という
ECBの予想に疑問が生じていると述べた。
・ADP全米雇用報告によると、民間雇用者数は3万2000人減と、予想外に減少し
た。中小企業の雇用減少が響いた。市場予想は1万人増だった。
・11月の米ISM非製造業総合指数は52.6と、前月の52.4からほぼ横ばいと
なった。支払い価格が高止まりする中、雇用は依然として低調に推移した。市場予想は
52.1。
・9月の米製造業生産指数は横ばいとなった。輸入関税の影響で引き続き生産は抑制さ
れている。8月は0.1%増で修正なしだった。市場予想は0.1%増だった。鉱工業
全体の生産指数は0.1%増となった。8月は0.3%減だった。
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