ゴム午前=売り先行、上海安や週初からの調整安の流れを継続

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は売り先行。寄り付きでは、上海夜間安やドル・円が1ドル=155
円付近の円高に振れていることを嫌気して、売りが優勢となった。中盤に入ると、日中
取引の上海ゴムが下げ幅を拡大したことや週初からの調整安を継続した売りなどから、
下落幅を拡大する限月が目立っている。TSR20は出来ず。
 午前11時47分現在のRSS3号は前営業日比5.0〜1.6円安。活発限月の5
月限は同1.6円安の323.8円、期先26年11月限は出来ず、推定出来高は34
9枚(夜間取引含む)。上海天然ゴム先物は、1月限のみ約定し、130ポイント安、
推定出来高は5枚(夜間取引を含む)。

【上海ゴムは5月限は1万5000元割れ】
 今日の上海ゴムは、軟調な展開となっている。中心限月の5月限は、一時1万491
0元まで下落し、節目の1万5000元を割り込んできた。5月限は、11月21日に
1万5640元まで上昇したが、終値ベースで1万5500元超えに失敗すると、徐々
に上値が重くなっている。
 今日の取引で終値ベースで節目の1万5000元を割り込むようだと11月5日の安
値1万4825元や10月20日の安値1万4655元を目指すことになりそうだ。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は軟調な展開となり、
2.5〜1.9セント安で推移している。
 上海ゴムは下落。午前11時05分現在、指標限月の2026年5月限は、前営業日
比265元安の1万4965元で推移している。

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