［本日の見通し］ゴム＝売り優勢、上海ゴムの１万５０００元割れに注意

　ＪＰＸゴムＲＳＳ３号は、軟調に推移しそうだ。寄り付きでは、上海夜間が小幅安と
なったことを受けて、売りがやや先行した。
　今日のＪＰＸゴムＲＳＳ３号は、売りが優勢となる限月が目立ちそうだ。活発限月の
５月限は、１１月２８日に３４４．４円まで水準を引き上げ、一代高値更新した。だ
が、一転して売りが先行、５日には一時３２１．１円まで下落し、一代の高値を付けて
からわずか４営業日で２３．３円もの急落となった。
　現状、３２０円が支持となっている。また、５日は前日まで陰線が４本並んだことも
あり、反発となったが、積極的に買い進む材料は見当たらない。また、このところ、期
近の下げも顕著になっている。米中ともに景気減速感がみられるだけに、天然ゴム需要
も緩みそうだ。
　上海ゴムの中心限月５月限は、１万５０００〜１万５５００元前後でのレンジ相場を
形成している。ただ、現水準は、レンジ下限に近付いている。レンジを下抜くと、売り
が加速し、ＪＰＸゴムＲＳＳ３にとって売り材料になるだろう。
　午前９時３３分時点のゴムＲＳＳ３号活発限月の５月限は前営業日比０．９円高の
３２６．３円。今日の日中、予想される３月限のレンジ３２０．０〜３２８．０円前
後。

　今後一週間先までのＲＳＳ３号５月限の予想レンジは３１５．０〜３４０．０円。
テクニカルからの下値支持線は３２０．０（節目）、上値抵抗線は３３５．０円（節
目）。

MINKABU PRESS

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