金・銀午前=金が総じて反落、インフレ高止まりが圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 金が総じて反落。ドル建て現物相場の下落を受けて売り優勢で始まった。その後は、
押し目を買われ、プラスサイドに転じる場面も見られたが、戻りは売られた。銀はニュ
ーヨーク高と円安を受けて期先2本が上昇した。
 午前11時4分現在の前営業日比は、金標準が77円安〜3円高、金ミニが72.0
円安〜141.0円高、ゴールドスポットが948円高、銀が1.0〜9.8円高。
 午前11時4分現在の出来高は、金が1万5238枚、金ミニが1万4794枚、ゴ
ールドスポットが597枚、銀が3枚。
【NY金はインフレ高止まりで利食い売り】
 金はインフレ高止まりで利食い売りが出た。9月の米個人消費支出(PCE)価格指
数は前年比2.8%上昇し、前月の2.7%上昇から小幅加速した。2024年4月以
来の大幅な上昇率となる。前月比は0.3%上昇だった。前年比、前月比ともに市場予
想と一致した。12月の米ミシガン大消費者信頼感指数速報値は53.3と、11月確
報値の51.0から上昇した。改善したものの、物価高と労働市場を巡る懸念は依然と
して続いているもよう。エコノミストは、52.0への上昇を見込んでいた。CMEの
フェドウォッチで、利下げ確率は88.4%(前日86.2%)となった。
 ロシア大統領府(クレムリン)のウシャコフ補佐官は、モスクワで行われたプーチン
大統領と米特使らとの会談を踏まえた米国側の反応を待っていると明らかにした。トラ
ンプ米政権のケロッグ・ウクライナ担当特使は、ロシア・ウクライナ戦争終結に向けた
合意は「非常に近い」と述べ、2つの主要な問題の解決にかかっているとの見方を示し
た。未解決の2つの主要な問題はドンバスの扱いをはじめとする領土問題と、ロシアの
管理下にあるザポロジエ原発の将来だと指摘した。
 金先限は2万1298円まで下落した。ドル建て現物相場の下落が圧迫要因になっ
た。円相場は1ドル=155円台前半で円安が一服した。銀先限は286.0円まで上
昇した。
【ドル建て現物相場】
 金のドル建て現物相場は、上げ一服。前週末の海外市場では、米連邦準備理事会(F
RB)の利下げ観測が支援要因になったが、9月の米個人消費支出(PCE)価格指数
でインフレ高止まりが示されたことを受けて利食い売りが出た。アジア市場では、朝方
の4202.52ドルから、押し目を買われたが、4211ドル台で上げ一服となっ
た。
 午前11時現在、4199.61ドルで推移、銀は5786セントで推移。前営業日
の大引け時点は金が4225.82ドル、銀が5825セント。

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