貴金属は、金期先が反落して寄り付く見通し。金は1ドル=115円台後半への円安
やNY金の下落を受けて売り優勢が見込まれる。銀はニューヨーク安とドル建て現物相
場の軟化を受けて売り優勢が見込まれる。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが円
安が下支え要因ながら、序場は金の軟化に追随安となりそうだ。
午前8時5分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は24.89ドル安の
4192.01ドル、銀が24セント安の5812セント、プラチナが4.40ドル安
の1653.40ドル、パラジウムは3.93ドル高の1471.33ドル。
午前8時5分現在のドル・円相場は1ドル=155.93/94円で、前営業日の
大引け時点から0.75円の円安。
先限の寄り付き目安は、金が2万1395円前後、銀は283.0円前後、プラチナ
は7726円前後、パラジウムは7300円前後。
【FOMC待ちのなか模様眺めの雰囲気が高まるか】
金は米国で9日から開催される米公開市場委員会(FOMC)を控えて模様眺めの雰
囲気が強まりそうだ。NY金は9月の米個人消費支出(PCE)価格指数の結果を受け
てインフレ加速化に対する警戒感が強まりう。同時に雇用の軟化傾向が続くなかでのイ
ンフレ加速化が経済に与える影響が警戒されていることが、追加利下げ観測の根拠とな
っている。CMEのフェドウォッチによると12月8日時点で利下げを見込む比率は
87.2%で80%台後半での推移が続いている。大方は追加利下げを見込み。ただ、
米政府機関の一部閉鎖の影響で現在発表されている経済指標が9月や10月時点のもの
が多く、米経済及び雇用情勢の最新状況の把握が難航していることで追加利下げを見送
る可能性がわずかに残されている。9日の東京市場では米追加利下げの可能性が意識さ
れるなかでの模様眺めのなか先限の26年10月限は2万1400円前後での高下にな
ると予想される。
銀は海外市場は、前週末に史上最高値を更新した直後となることや米公開市場委員会
(FOMC)を控えた玉整理の動きから反落となった。
【プラチナはインフレ高止まりに上値を抑えられる】
プラチナは米連邦準備理事会(FRB)の利下げ期待が引き続き下支え要因となった
が、材料織り込み感から転売の動きが見られて小幅安となった。米インフレ高止まりや
雇用情勢不安も引き続きNYプラチナの上値抑制要因となった。JPXプラチナ先限は、
序盤、売り優勢予想だが、7700円割れから下値を切り上げる展開を予想。
<今日の予定>
・オーストラリア:キャッシュレートターゲット公表
・日本:マネーストック 2025年11月
・米国:連邦公開市場委員会(FRB)
週間石油統計 (API)
建玉明細報告 (CFTC)
MINKABU PRESS
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