[本日の見通し]ゴム=やや売り優勢、自律反発場面は終了か

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 JPXゴムRSS3号は、やや軟調に推移しそうだ。寄り付きでは、上海夜間安を嫌
気して、売りが先行した。
 今日のJPXゴムRSS3号は、売りが優勢となる限月が目立ちそうだ。活発限月の
5月限は、11月28日に344.4円まで水準を引き上げた後、一転して売りが先
行、5日には一時321.1円まで下落した。その後、急落に対する調整高場面となっ
ている。昨日の夜間取引では、328.0円まで上昇した。
 ただ、上記した11月28日から12月5日までの下落の38.2%戻しが330.
0円であり、夜間取引では同水準の手前では戻りが鈍くなった。今日も同様の展開とな
れば、戻り場面が終了となり、売り圧力が徐々に強まるとみる。
 一方、上海ゴムの中心限月5月限は、1万5000〜1万5500元前後でのレンジ
相場を形成している。ただ、現水準は、レンジ下限に近い。レンジを下抜くと、売り
が加速し、JPXゴムRSS3にとって売り材料になるだろう。
 午前9時46分時点のゴムRSS3号活発限月の5月限は前営業日比0.4円安の
327.0円。今日の日中、予想される3月限のレンジ323.0〜330.0円前
後。

 今後一週間先までのRSS3号5月限の予想レンジは315.0〜340.0円。
テクニカルからの下値支持線は320.0(節目)、上値抵抗線は335.0円(節
目)。

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