NYプラチナ市況=反発、ドル安や米新規失業保険申請件数の急増で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (26/ 1)  1674.0     1724.5      1665.4      1713.2    + 66.0
         (26/ 4)  1698.6    1746.1      1690.0      1737.2    + 65.1
 パラジウム  (26/ 3)  1508.50    1549.00     1503.00     1542.90   + 55.40
         (26/ 6)  1527.50    1564.50     1527.50     1562.50   + 55.40
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          40,749         46,895        91,501       (+  1,145)
 パラジウム          5,747          6,864        20,550       (-    223)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          48,704.01  + 646.26
     前日  155.92/94   1.1693/95   ・ナスダック         23,593.86  -  60.29
     本日  155.58/60   1.1740/42   ・10年米国債利回り      4.15      0.00
・NY原油  (26/ 1)   57.60 - 0.86  ・SPDR保有金残高  1,046.82  -   1.15
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)は反発。前日比はプラチナが62.9〜66.0ドル
高、中心限月の1月限が66.0ドル高、パラジウムは53.90〜55.80ドル
高、中心限月の3月限は55.40ドル高。
 プラチナ1月限は反発。時間外取引では、米連邦公開市場委員会(FOMC)で警戒
されたほどタカ派ではないとの見方が支援要因になったが、金に利食い売りが出たこと
に上値を抑えられた。ただ押し目は買われた。欧州時間に入ると、もみ合いとなった。
日中取引では、ドル安や米新規失業保険申請件数の急増、金堅調を受けて買い優勢とな
った。
 パラジウム3月限はドル安や他の貴金属の堅調を受けて買い優勢となった。
 プラチナ1月限は時間外取引を1665.4〜1692.9ドルのレンジで推移し、
前日比40.8ドル高の1688.0ドルとなった。1月限は高寄りしたのち、米連邦
公開市場委員会(FOMC)で警戒されたほどタカ派ではないとの見方が支援要因にな
ったが、金に利食い売りが出たことに上値を抑えられた。ただ押し目は買われた。
 日中取引では、ドル安やや米新規失業保険申請件数の急増、金堅調を受けて買い優勢
となった。時間外取引の高値を突破し、1724.5ドルまで上昇した。
 米連邦公開市場委員会(FOMC)で警戒されたほどタカ派ではないとの見方が支援
要因になった。また米新規失業保険申請件数は23万6000件と、前週から4万
4000件増加し、約4年半ぶりの大幅増となった。市場予想の22万件も上回った。
 パラジウム3月限は、時間外取引を1506.00〜1527.00ドルのレンジで
推移し、前日比28.00ドル高の1515.50ドルとなった。3月限は高寄りした
のち、他の貴金属の堅調につれ高となったが、利食い売りが出て上げ一服となった。欧
州時間に入ると、もみ合いとなった。
 日中取引では、1503.00ドルまで下落したのち、ドル安や他の貴金属の堅調を
受けて押し目をかわれた。時間外取引の高値を突破し、1549.00ドルまで上昇し
た。
 10日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの61万4561
オンス、パラジウムは変わらずの18万9230オンス。
今日の材料
・スイス国立銀行は、市場の予想通り政策金利をゼロ%に据え置いた。据え置きは2会
合連続。米国との貿易合意によりスイス製品への関税が引き下げられ、経済見通しが改
善したと指摘した。
・中国は中央経済工作会議を開催、2026年の経済運営について消費と投資を刺激し
高い経済成長を維持する「積極的」財政政策を継続する方針を示した。
・9月の米貿易統計によると、モノ(財)とサービスを合わせた貿易赤字(国際収支ベ
ース、季節調整済み)は前月比10.9%減の528億ドルと、2020年6月以来の
低水準となった。輸出の伸びが輸入より大きかったことが赤字縮小につながった。市場
予想は633億ドルへの拡大。
・米新規失業保険申請件数は23万6000件と、前週から4万4000件増加し、約
4年半ぶりの大幅増となった。市場予想の22万件も上回った。
・ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアとの戦争終結を目指す和平案の改訂版を
米国に10日に提示したと明らかにした。
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