【市況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続伸。ニューヨーク高を受けて買い優勢 で始まった。その後は、ドル建て現物相場の押し目を買われたことや、円安を受けて堅 調となった。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが156〜353円高、プラチナミニ が52.0〜181.5円高、プラチナスポットが236円高、パラジウムが出来ず。 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが9081枚、プラチナミニが1848 枚、プラチナスポットが2854枚、パラジウムが0枚。 【プラチナはドル安や金堅調が支援】 プラチナはドル安や金堅調が支援要因になった。米労働市場の下振れリスクが懸念さ れるなか、ドル安に振れた。ただ米金融当局者の利下げ反対が目立った。一方、中国の 不動産開発大手、万科企業は、15日に期限を迎える国内社債の償還を1年間延長する 案について、社債権者の支持を得られなかった。債務不履行(デフォルト)リスクが高 まっており、不動産不況に対する懸念が再燃するとみられる。 プラチナ先限は夜間取引で10月17日以来の高値8177円を付けた。ニューヨー ク高が支援要因になった。円相場は1ドル=155円台後半の円安に振れた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の1746.00ドルから、押し目を買 われた。 午前11時現在、プラチナは1769.10ドル、パラジウムが1520.50ドル で推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1703.11ドル、パラジウムが 1502.14ドル。 MINKABU PRESS
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