NYプラチナ市況=プラチナが続伸、パラジウムは反発

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (26/ 1)  1764.3     1837.5      1740.4      1815.9    + 53.4
         (26/ 4)  1789.0    1865.2      1766.0      1844.1    + 56.8
 パラジウム  (26/ 3)  1546.50    1641.00     1527.00     1623.10   + 80.40
         (26/ 6)  1567.50    1659.00     1567.50     1642.50   + 80.30
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          62,107         58,287        93,279       (+  1,388)
 パラジウム          8,959          7,653        21,195       (+    260)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          48,416.56  -  41.49
     前日  155.87/89   1.1739/41   ・ナスダック         23,057.41  - 137.76
     本日  155.24/26   1.1750/52   ・10年米国債利回り      4.18  -   0.01
・NY原油  (26/ 1)   56.82 - 0.62  ・SPDR保有金残高  1,053.12  +   2.29
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが続伸、パラジウムは反発。前日比はプラチ
ナが53.4〜57.4ドル高、中心限月の1月限が53.4ドル高、パラジウムは
78.60〜80.40ドル高、中心限月の3月限は80.40ドル高。
 プラチナ1月限は続伸。時間外取引では、ドル安や金堅調を受けて買い優勢となっ
た。欧州時間に入ると、上げ一服となったが、押し目を買われた。日中取引では、押し
目を買われたのち、ドル安一服を受けて上げ一服となった。
 パラジウム3月限はドル安や他の貴金属の堅調を受けて買い優勢となった。
 プラチナ1月限は時間外取引を1740.4〜1828.1ドルのレンジで推移し、
前日比55.7ドル高の1818.2ドルとなった。1月限は高寄りしたのち、ドル安
や金堅調を受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、上げ一服となったが、押し目
を買われた。
 日中取引では、押し目を買われ、一代高値1837.5ドルを付けた。その後は、ド
ル安一服を受けて上げ一服となった。
 労働市場の下振れリスクやドル安を受けて押し目を買われた。ただ米連邦準備理事会
(FRB)の利下げが一時停止されるとの見通しから、ドル安が一服すると、利食い売
りが出た。
 パラジウム3月限は、時間外取引を1527.00〜1600.00ドルのレンジで
推移し、前日比55.80ドル高の1598.50ドルとなった。3月限は高寄りした
のち、ドル安や他の貴金属の堅調を受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、上げ
一服となったが、押し目は買われた。
 日中取引では、買い戻し主導で上昇し、1641.00ドルまで上昇した。その後
は、ドル安一服を受けて上げ一服となった。
 12日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの61万4561
オンス、パラジウムは変わらずの18万9230オンス。
今日の材料
・ドイツ貿易投資振興機関(GTAI)は、今年の対中輸出額が前年比10%減の
810億ユーロ(950億4000万ドル)となり、中国が2010年以来初めてドイ
ツの輸出先上位5カ国から外れるとの見通しを示した。
・10月のユーロ圏の鉱工業生産は前月比0.8%増と、9月の0.2%増から加速
し、市場予想と一致した。
・米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、雇用に関するリスクが高まり、インフレ
リスクが幾分後退している中、先週の利下げ決定を受け、金融政策は来年に向けて良い
位置にあるとの見解を示した。
・ウクライナ大統領府は、ゼレンスキー大統領と、トランプ米大統領の特使団との会談
が終了したことを明らかにした。
・米連邦準備理事会(FRB)のミラン理事は、FRBの2%目標を上回る現行のイン
フレ率は、根本的な需給動向を反映していないとの認識を示した。
・12月の米NAHB/ウエルズ・ファーゴ住宅建設業者指数は39と前月から1ポイ
ント小幅上昇し、4月以来、8カ月ぶりの高水準となった。
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