貴金属は、金が反落して寄り付く見通し。金はドル建て現物相場の下落を受けて売り い優勢となろう。銀は8月限が上昇した。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニ ューヨーク高を受けて堅調となろう。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は38.70ドル安 の4305.73ドル、銀が89セント高の6403セント、プラチナが4.15ドル 安の1788.24ドル、パラジウムは39.89ドル高の1572.15ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=155.09/11円で、前営業日の 大引け時点から0.02円の円高。 先限の寄り付き目安は、金が2万1850円前後、銀は307.5円前後、プラチナ は8255円前後、パラジウムは7400円前後。 【NY金はドル安も利食い売りで上げ一服】 金はきのうの海外市場では、ドル安が支援要因になったが、利食い売りが出て上げ一 服となった。 金はドル安が支援要因になった。主要中銀の政策決定などを控えてドル安に振れた。 今週は日銀金融政策決定会合や欧州中央銀行(ECB)理事会、英中銀の会合がある。 一方、米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、FRBは先週決定した利下げを受 け、今後の状況に対応できる良い位置にあるとの見解を示した。 ミラン理事は、FR Bの2%目標を上回る現行のインフレ率は根本的な需給動向を反映していないとの認識 を示した。 欧州各国の首脳は、ウクライナのロシアに対する領土譲歩の可能性に関するいかなる 決定も、欧州主導の多国籍軍を含む強力な安全保障体制が確立された場合にのみ行うこ とができるという点で合意したと発表した。 銀はきのうの海外市場では、ドル安を受けて買い優勢となった。 【NYプラチナはドル安で一代高値を更新】 プラチナはきのうの海外市場では、ドル安を受けて買い優勢となった。 プラチナはドル安を受けて買い優勢となり、ニューヨーク市場で一代高値を更新し た。ただ上海プラチナの出来高が2枚に減少し、中国勢は高値での買いを見送ってい る。中国の不動産開発大手、万科企業の行方を確認したい。18日に再び社債権者の会 合を開き、償還延期について投票を行うという。 <今日の予定> ●南ア(和解の日) ・英雇用統計 2025年11月(国立統計局) ・ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2025年12月速報(Markit) ・ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2025年12月速報(Markit) ・ユーロ圏貿易収支 2025年10月(EUROSTAT) ・独景況感指数 2025年12月(ZEW) ・米小売売上高 2025年10月(商務省) ・米住宅着工・許可件数 2025年11月(商務省) ・米雇用統計 2025年11月(労働省) ・米鉱工業生産・設備稼働率 2025年11月(FRB) MINKABU PRESS 東海林勇行
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